ふと痛みを感じる。
ナナフシの尾の先端が僕の手の中央に刺さっている。
慌ててナナフシを引き抜き放り投げる。
ナナフシは地面で激しく尾を震わせている。
刺された場所が丸く赤く腫れ上がる。
ナナフシは、僕の手のひらに卵を植えつけたみたいだ。
慌ててほじくり出そうとするがままならず、手のひらの腫れはさらに盛り上がっていく。
腫れを中心に緑色の細かい斑点が動いている。
卵から孵化しはじめた緑色の小さな幼虫が皮下を放射状に広がっているのだ。
皮膚の上から爪を立てて潰そうとするが、ダメージを与えることができない。
緑色の斑点が全身を覆い始める。
日別アーカイブ: 2014年8月14日
【日記】14年08月14日 体重60.6kg
五時起床。
五時三分より公園を四七分ジョギング。
涼しい。
これ以上寒くなったら、朝走ること自体が困難になりそうだ。
今日も、道路を見当違いの方向へ進むセミの幼虫をそっとつまんで樹の幹に添える。
Curved Airのアルバム「Lovechild」を聴きながら走る。
このアルバムは安定してよい感じ。実験的かつクラシカルかつロック。
その比率が非常に僕好み。
漫画のネーム(の前段階のシナリオ)を一日がかりで仕上げる。
ざっとひと通り完成はしたが、やっぱり自分はキャラクター造形が苦手だと強く実感。
キャラクターをどう肉付けしたらいいか思案している。
二一時半就寝。
こんなもの食べた!・・・14年08月14日
こんな映画を観た!・・・14年08月14日
【映画】『リベンジ・マッチ』:DVDで鑑賞。
こんな本を読んだ!・・・14年08月14日
【本】『ブラックホールを破壊せよ』 J・クレイグ・ ウィーラー
こんな夢を見た!・・・14年08月14日
【夢】僕はナナフシを捕まえて握っている。
【食】14年08月14日
【本】『ブラックホールを破壊せよ』 J・クレイグ・ ウィーラー
僕が高校のとき、父親が買ってきた本。
邦題は一九八五年ベストセラーになった『レッド・オクトーバーを追え!』を意識して無理やりつけられたもので、ばったもん臭プンプン、当時から面白くなさそうな本だな〜と思っていたのだが、とうとう二〇年以上も放ったらかしてしまった。
死ぬまで読むことがないだろうと思っていたが、実家に帰ったついでに持ち帰り今のうちに読むことにした。
天文学者が描くスパイが暗躍する科学サスペンス。
ストーリー的には特筆すべきところはないが、
天文学者(男)とCIAの情報分析官(女)の本筋に関係ないラブシーンが入ったり、
ラストで唐突に天文学者によって世界が救われたり、
作者が天文学者なだけに、おそらく自分を投影したであろうご都合主義展開に「ええかげんにせい!」と怒鳴りたくなる。
あとがきで、作者は本業の傍ら小説を書き続けるつもり、と書いているがネットで検索してもこれ以降の翻訳された小説は見つからない。
その理由は推して知るべし。
※ J・クレイグ・ ウィーラー氏のホームページ
http://www.as.utexas.edu/~wheel
アメリカではこのシリーズの続編が出版されているみたいです。