日別アーカイブ: 2014年7月5日

【映画】『300』

やっぱりアメリカって
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
と本気で思っているのかもしれない。
この映画で正しい決断、行動をしているとされるスパルタ王は見事なまでの筋肉で鎧もつけず裸で戦い、正義=健全なる精神=健全な肉体を体現している。
生まれたときにスパルタの選別から落とされた醜いせむし男(健全でない身体)は祖国を裏切り(健全でない精神)、ペルシア王のもとへ。
西洋を侵略しようとする(健全でない精神)ペルシアは、オカマ風のペルシア王(健全でない身体)が身障者(健全でない身体)を周囲に侍らせてハーレムを作っている。
王妃を裏切ろうとしたスパルタ評議会のメンバーはスパルタ王のようにマッチョでない(健全でない身体)から、健全なる精神を持っていないということだろうか。

この世界観なら僕は一番に殺されるだろうな。

【本】『賢者の石』コリン・ウィルソン

この物語には筋らしいものはほとんどない。
主人公の思考の流れを追っているだけ。ここで起こっていることは全て主人公の主観から見た出来事なので、事実かどうかはっきりしない。
行く手を阻む巨大な力と主人公は対峙するが、それ自体全てが主人公の妄想に過ぎないかもしれないのだ。 
もっと言うと、そこまで見越して著者が書いているのか、その本気度すらも推し量ることができない。
奇妙な、しかし一生に何度も読むことができない、途方もないとしか言いようのない小説。

【日記】14年07月05日 体重62.9kg

八時起床。
寒さと昨日までの旅の疲れで目覚めることができない。
外はずっと雨が降っていて、何かをしようとする出鼻をくじかれる。

朝食、豆乳コーヒー、キウイ、惣菜パン。
昼食、アボカドベーコンクリームパスタ。
夕食、焼き鯖、ゴマネギ豆腐。
前日までの旅疲れか体調があまりよくない。
ずっと一日、座椅子の上で本を読んだり眠ったりを繰り返している。

こんな本を読んだ!
『賢者の石』コリン・ウィルソン

DVDでこんな映画を観た!
『300』

二三時就寝。