月別アーカイブ: 2014年7月

【食】14年07月11日

朝食、胡麻豆腐、半熟玉子と豚タンとソーセージとトマトとレタスのサラダ 、タコとタマネギのマリネ。
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昼食、冷かけご飯、タコとタマネギのマリネ、キノコのバター炒め、焼き鯖 。

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夕食、トマトとタコとタマネギのマリネ、豆乳にフルーツグラノーラ。
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【本】『脳に効く「睡眠学」』宮崎総一郎

冒頭から滋賀医大の「睡眠学」を推している。

メラトニンは睡眠を促す効果のほか、性的成熟を抑制するはたらきもある。北極圏のエスキモーは昔、冬場に月経が止まっていた。春に生まれる子供が多くなるので生き残る確率が高くなる。
メラトニンには抗癌の作用もある。先進国で夜間に働いている女性の乳ガン率、発展途上国の四倍。
メラロニンはトリプトファンで作られる。
トリプトファンの多い食材は、納豆など大豆加工食品、乳製品、ナッツ、魚、肉、鶏卵、バナナ……朝食で摂取することが夜のメラロニン分泌に最適。

メモ:
●学習の後になるべく早く睡眠をとる。その後に気分転換にテレビを観たりすると忘れてしまう。

●夜に明るい画面を見ていると交感神経が刺激されてしまう。

●仮眠を一五分以上とらない。

●昼寝は二時から四時の間を狙う。逆に一九時から二一時の間はもっとも交感神経が活性化しているので眠れないし、眠っては駄目。

●寝る二時間以内の時間に激しい運動をすると眠りを妨げられる。

●夜遅く食事を摂ると体温が上がり、睡眠を阻害する。

『睡眠の質を高める七つの習慣』
1:「眠る時間」より「起きる時間」にこだわる

2:部屋のカーテンを一〇センチ開けて眠る

3:朝食と昼食を一日のスケジュールから外さない

4:テレビニュースは朝に見る

5:夜遅い食事は少なめに摂る

6:眠たくなってからベッドに入る
(※睡眠薬を飲んだ場合には、すぐに床に入る)

7:それでも眠れないときは、軽いストレッチ

【本】『時間の波に乗る19の法則』アラン・ラーキン

クリントン元大統領がこの本を読んで夢を叶えたとあとがきに書いてある。それは最高の賛辞だ。僕もアメリカ大統領になってブスな実習生とHしたい。

独自のルールが多く、なかなかに実行は困難。もっと余裕のあるときに読みなおそう……

【本】『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』高嶋美里

ビッシリ改行がない長いプロフィールをカバーと奥付の二箇所、同じ内容が貼り付けられている。おそらく著者の知ってほしい物語なのだろうけど、自画自賛臭がすごい。
今までの時間術、整理術の中でここまでデジタル化について言及している書籍は少ないのに、「財布に会員カードが大量に入っている状態は、財布の中が整理されていない状態であり、金運も下がります」のくだりのアナログ臭に転びそうになる。
ちなみに「私のアドバイスでこれを行った受講生さんは、翌年金運が上昇して、貯蓄が200万円増えました」とのことだが、そんなことイチイチ報告に来る人が本当にいるのだろうか。もしいたとして、収入が上がったことと財布の中を整理したことを関連させる人って、どうなんだろう。

メモ:
1:デスクの整理
●机の中に入れていい文房具は20個まで。(何処に何があるか把握できるように)
●持ち運ぶセットを作る。(透明なメッシュのポーチ)

2:書類の分類
●今日やること 
●五分でできること
●期日があること
●期限がないこと
四つに分けてケースに入れる。

●今日やることは毎日空にする。

●五分でできることリストを作って隙間時間にどんどんやる。

●期日があることは、期日ケースに入れてすぐ忘れる。(自分で設定する早めの期日)

●期限がないことフォルダのものは、定期的に半日以上のまとまった時間をとって整理。

3:紙のデータ化
●名刺はスキャンして全部捨てる

●その場ですぐ整理する。

5:データの分類
●ルールにしたがってフォルダを作る。

●ファイル名には検索ワードをすべて盛り込む
140712ミリオンナックルズ

●整理できなフォルダはとりあえずフォルダに、一週間に一度、スケジュールに組んで整理する。

……………………………………………………

●データの索引を作る

●定型化で時間を生み出す
メールは定型文→短文登録

●雑務は全て隙間時間に終わらせる。

●整理された状態を習慣化すること。
一日の終りに状態をチェック→一日の始まりもする仕事をチェック

●時間を決めたら絶対に先送りしない。

【映画】『三重スパイ』

フランスに亡命したロシア帝政の元軍人とその妻……の会話劇。
フランスで有名な事件なのだろうか、実話をヒントにして製作者の解釈を交え作られているらしい。 
登場人物の政治的立場がよくわからないので、何が起こっているか把握できない。
誰が三重スパイなのかわからないまま観ている。
説明を絵でなく会話で行ううえ、その会話が退屈なので眠くて仕方がない。
最後に、ああこの人が三重スパイなのか〜とわかるが、何と何と何の三重だったかまではわからなかった。

【日記】14年07月11日 体重62.1kg

五時起床。
眠い。
薄暗い仕事部屋にやっとの思いでたどりつき、椅子にもたれて眠ってしまう。

朝食、胡麻豆腐、半熟玉子と豚タンとソーセージとトマトとレタスのサラダ 、タコとタマネギのマリネ。

七時一一分より公園を四〇分ジョギング。
ぼやけた太陽が、時間を経るに従って輪郭がはっきりとしていき、公園の折り返し地点から引き返すときにはもう真夏の日差し。シャツが汗まみれになる。
Emerson, Lake & Palmerのアルバム「Works Volume 2」を聴きながら走る。
勢いがなくなってきた後期のEmerson, Lake & Palmer。
アルバムを通して筋の通ったコンセプトもなく、バラバラな印象。

今日は読むつもりの書籍を読んでいく。
昼食、冷かけご飯、タコとタマネギのマリネ、キノコのバター炒め、焼き鯖 。
外は真夏の日差しなのに、風がない。
蒸し暑さに今年はじめて扇風機を押し入れから出してくる。

それでも暑いので外に出て、木陰の下のベンチで本を読んでいる。
携帯蚊取り線香をセットして、虫除けを露出する肌にかけ。
それは思いのほか心地よいが、読む本と関係してのことなのか内容が自分の頭に入ってきていないことに気づく。
部屋に戻って本の続きを読む。

こんな本を読んだ!
『睡眠と脳の科学』古賀良彦
『脳に効く「睡眠学」』宮崎総一郎
『時間の波に乗る19の法則』アラン・ラーキン
『仕事に追われない超時間術』水口和彦
『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』高嶋美里

夕方、激しい通り雨。
夕食、トマトとタコとタマネギのマリネ、豆乳にフルーツグラノーラ。

DVDでこんな映画を観た!
『三重スパイ』

映画を観ているあいだ何度も睡魔の波に襲われる。
それでも耐えて映画を観終えるが、寝室で本を読んでいると眠気にもう耐えられなくなる。
二二時就寝。

【映画】『ブレイブハート』

先日見た『300 〈スリーハンドレッド〉』と比べて、歩兵のレベルの低さよ。ギリシア時代の盾があれだけ堅牢なのに、スコットランド人は木の鍋の蓋みたいなものを盾に使って矢がブスブス刺さっている。中世って本当ダサイ。
牧歌的な雰囲気が残虐な戦闘シーンに一転、また牧歌的な雰囲気に……その繰り返しがメリハリ効いていて三時間近くあるのに飽きさせない。
残虐シーンの一番どぎつい部分は映さないようにしているところがいかにもハリウッド仕様。
裏切りから希望そしてまた裏切り。
最後の処刑場。自分たちを救うはずだったが失敗した主人公に対して群衆の石つぶて。鬼の首をとったように野々村議員、小保方晴子氏、佐村河内守氏を叩きまくる人たちと同じ。(倫理的に)自分が立場が上だからと容赦なく相手を叩いていたら、韓国が日本を叩く心情と同じだ。
……などとりとめなく連想しながら観ていたが、(史実的な正しさはともかく)この映画単体としては、ハリウッド映画として神話譚として大変勉強になった。

【日記】14年07月12日 体重62.6kg

五時起床。
相変わらず朝の眠気は強い。
接着剤のプールの粘り気の中でもがいているようだ。
朝型に変えようと一年かけて、朝の弱さは結局変わらず。

七時一六分より公園を三九分ジョギング。
Emerson, Lake & Palmerのアルバム「Love Beach」を聴きながら走る。
後期最後のスタジオアルバム。
聴いていると全体的にテンション低め。Emersonの楽曲の印象が強い。
ファーストのときの意気込みも時間を経てこういうところに落ち着くのか、と感慨深い。

朝食、冷かけご飯、焼き鯖、牛ハムと煮玉子とトマトとチーズとキノコのバ ター炒めとレタスのサラダ。
午前中は資料整理。もういい加減にしろ、と我ながら思う。
昼食、ワカメ納豆梅ぶっかけうどん、牛ハムとトマトとチーズとキノコのバ ター炒めとレタスのサラダ。
暑い。エアコンのない仕事部屋はうだるような暑さ。
夕方、買い物。財布の中の残高四〇円。

何とか資料整理を終えて、仕事に入る直前に時間切れ。
夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。

DVDでこんな映画を観た!
『ブレイブハート』

寝室で本を読んでいると眠くなってくる。
二二時就寝。

【映画】『エルマー・ガントリー/魅せられた男』

エルマー・ガントリーが売春婦にハメられ、スキャンダル写真が新聞に掲載された後の、大衆の手のひら返しがすごい。
仮にもキリスト教国家だから、
「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」
とイエスが言ったエピソードを知らぬはずがないのに、どんだけ居丈高で責めるんだ。
TwitterなどSNSの炎上は、ネット時代特有のものかと思っていたら、そうでもないのな。
そういえばカトリック国イタリアでも、ファシスト党幹部は吊るされ、民衆の晒し者にされているし。
教会を扱った映画なのにかえって、イエス・キリストから百万光年離れた人間を見てしまう皮肉さ。
この映画における最後の希望の光が、宗教を超えたところにあるエルマー・ガントリーの優しさだった、というのが何とも……

【本】『手塚治虫のえほん館(全4+別2)』手塚治虫

『もえよドラゴン』
『ねずみじょうど』
『空とぶラビ』
『かわいそうなぞう』
きわめて項数の少ない短編のオムニバス。それぞれあまり共通項がない。
人を喰ったような、絵と関係のない字だけのどんでん返しで唐突に終わったり、どういう意図か理解に苦しむものもある。

別巻について
『びいこちゃん』
『ビス・ビス・ビス星ものがたり』

『びいこちゃん』は五八年、『ビス・ビス……』は六三年頃で手塚氏の比較的初期の作品。
びいこちゃんは単独の読み切り絵本としては最も完成度が高い。絵の具が色あせているところ、が妙にノスタルジックな気持ちをかきたてさせる。
『ビス・ビス……』は前半は普通にSF風絵本だったのに、後半は『ハトよ天まで』や『オズマ隊長』のような絵物語に作風が変わる。ほぼ普通の漫画、カラーですらない。ところがラストはまた冒頭のような絵本に戻る。時間かページ数の都合? 
ひねりがあって起伏に富み、手塚氏の絵本の中では一番僕好み。

【本】★『みずは無間』六冬和生

みずははあくまでも象徴としての存在で、直接物語に絡んでくるわけではないのな。

何が起こるかわからないこういう物語だから、意識や記憶という概念は、現実のみずはと何処かでつながっていて、何らかのSF的トリックでみずははずっと生き続けていて、最後は主人公と彼女が再会する、みたいなハッピーエンドを想像していた。
ところがこういう物語にも関わらず、最終的なこの小説のリアリティラインは意外と高かった。自分が思っていたよりはるかにシビアな結末になってしまい、ちょっと不思議。
好きな部分、そうじゃない部分も含め、実にオリジナルな小説。
実はこうなんじゃないのか? いやこうくるのか……と展開を読んだりや裏を邪推したり、刺激的で、知的な遊びを楽しむことができた。

【日記】14年07月13日 体重62.3kg

五時起床。
相変わらず粘り気の強い眠気。

四時五八分より公園を四六分ジョギング。
はっきりしない、あやふやな天気。
公園にわらわらと集まる中高年、ジョギングを始める。
健康を求めて彷徨うその姿、ゾンビが脳を求めて移動しているがごとし。
Emerson Lake & Powellのアルバム「The Sprocket Sessions(Live in Concertリハーサル音源)」を聴きながら走る。
コンサートのリハーサル音源だから仕方ないが、音にエフェクトがかかりすぎて、お風呂の中で演奏しているみたいだ。
晩年のサルバドール・ダリが、初期の自分の絵の再生産を繰り返すように、往年のELPの曲ばかり演奏していてちょっと悲しい気持ちになる。

朝食、サツマイモ、胡麻豆腐、牛ハムと煮玉子とトマトとチーズとレタスの サラダ。
今日は朝から仕事。
昼食、こんにゃくステーキ、ご飯、サーモンとワカメとトマトとアボカドのサラダ。
資料本を仕事部屋で読んでいたが、気分転換に外出して樹の下のベンチで読んでいる。
用心したのだが、案の定と言ってよく蚊に刺されまくり、ほうほうの体で帰宅。
夕食、豆乳にフルーツグラノーラ、しめじとタマネギのバター炒め。

こんな本を読んだ!
『頭の体操(7~9)』多湖輝
『手塚治虫のえほん館(全4+別2)』手塚治虫
『みずは無間』六冬和生

DVDでこんな映画を観た!
『エルマー・ガントリー/魅せられた男』

二二時半就寝。

【食】14年07月14日

朝食、胡麻豆腐、サツマイモ、煮玉子とチキンナゲット、シメジとタマネギ のバター炒めとチーズとスモークチキンとワカメとトマトとレタスのサラダ。
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昼食、豆腐とサーモンと海藻とレタスのサラダ、マイタケ甘辛炒め、コンニ ャクワカメ麺、チキンナゲット。

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夕食、豆乳にフルーツグラノーラ、スモークチキン入りコンニャクうどん。
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【映画】『この空の花 -長岡花火物語』

CGなどパッとみえる画面が、NHKスペシャルの再現ドラマみたいな印象。
フェイクドキュメンタリー風だけど、キャストは知名度の高い俳優使っているからフェイクではないみたい。なのにこの映画のモデルになった人も出てくるからやっぱりドキュメンタリー風?
脈絡なく知名度の高いタレントを演じさせたり、歴史と登場人物の年齢に矛盾があったり、震災のエピソードを唐突に重ねたり……そもそも花火と戦争の論理の飛躍が通常の感覚では理解しがたく、整合性はなくグチャグチャ、やりたい放題。枝葉末節のノイズにイチイチひっかかってしまい僕は本筋に集中できない。いや、そもそも本筋があるのかわからない。
ノイズをモザイクみたいにギッチリ集めて作ったような、部分的な塊には整合性がないけれども、全体を通して観るとよくわからない鵺のような怪物として成り立っているような……

歯痛と痛み止めの副作用で朦朧としていたこともあり、僕の意識はオーバーヒートしてしまった。
でも空襲から花火に至るシーンの鬼気迫る表現には圧倒された。悪い夢を見そうだ。

【本】『手塚治虫エッセイ集(1) 手塚治虫自伝』手塚治虫

鉄腕アトム』がアメリカで大ヒットし、ウォルト・ディズニー氏と会い、人生の頂点で自伝はいったん終わっている。
その後の虫プロ倒産からの『ブラック・ジャック』の成功による復活を経た手塚氏の自伝を読んでみたいところ。

作風の広さは、幼い頃からの好奇心旺盛な気質を反映したものだろうか、落語、演劇、昆虫、映画、医学、漫画、アニメーション……手塚氏は実にいろんなものに興味を持ち、手を出し、それが漫画に反映されている。
人生において何でも無意味なことはないのだ、と力づけられる反面、手塚氏ほど情報処理能力が高いからこそ役に立ったわけで凡人である自分は無駄なことは無駄……と思ったり。

【日記】14年07月14日 体重62.1kg

五時起床。

五時五分より公園を四六分ジョギング。
物理的な圧力を伴うほど強い日差し。
公園の植樹の隙間から、まばゆい朝日のレーザー光線が僕をズタズタに切り裂く。
Emerson, Lake & Palmerのアルバム「Black Moon」を聴きながら走る。
昔日のELPのもっていた魅力がいまだ力強く輝いていることを示す、最後の数曲が挿入されている。
全体の印象は平均以上だが、初期のインパクトあるフレーズの連発から比べるとずいぶん落ち着いて聴こえる。
経年劣化したとは思いたくないが、メンバーそれぞれが違う道を進みつつあり、良質の化学変化を起こし難くなったということだろうか。

朝食、胡麻豆腐、サツマイモ、煮玉子とチキンナゲット、シメジとタマネギ のバター炒めとチーズとスモークチキンとワカメとトマトとレタスのサラダ。

一〇時から大泉学園の歯医者へ。
もう三ヶ月ものあいだ通っているのに一向に状況が好転しない。

昼食、豆腐とサーモンと海藻とレタスのサラダ、マイタケ甘辛炒め、コンニ ャクワカメ麺、チキンナゲット。
午後、クイズイラストのラフを送る。
また没になって自信を無くす。
この仕事は自分に向いていないので、もう断ろうかとまで思う。
夕食、豆乳にフルーツグラノーラ、スモークチキン入りコンニャクうどん。

こんな本を読んだ!
『手塚治虫エッセイ集(1)』手塚治虫

夕食後、歯痛が徐々にひどくなってくる。
いつも通り映画を観始めるが、歯痛で集中できない。
仕方なく痛み止めを飲むが、それでも痛みが治まらない。
さらに副作用で朦朧としてきて映画にも集中できない。
二一時前、このまま観ていても仕方がないと判断して布団に入る。
歯痛で熟睡できず、ずっと朦朧としたまま寝返りを打ち続けている。
深夜、痛み止めが切れたのかさらなる激痛。
もう眠るとかそういうレベルでなく、痛みがドクンドクン脈動とともに頬の内側から全身を駆け巡る。
もう一度、痛み止めを飲む。
効果が出るまでの間、映画の続きを観る。

DVDでこんな映画を観た!
『この空の花 -長岡花火物語』

意識が混濁して考えることすらできなくなったので、四時前就寝。

【映画】『ブラック・スネーク・モーン』

僕はツタヤディスカスで常に二百本前後DVD登録している。観終わった映画DVDを送り返すと、次のものが送られてくるようになっている。
そんなわけで最初に登録した映画DVDを登録したのはもう数年前、こうなってくると自分がどうしてこの映画を観ようと思ったのか理由がわからないものもあらわれる。
この映画もDVDが届いた当初はタイトルとサミュエル・ジャクソンが出演しているところから、『ブラックホーク・ダウン』みたいな社会派アクションを想像していた。
そんなつもりで観始めたらぜんぜん違う展開。ヒロインが性的な衝動で人格が変わること『エクソシスト』のごとく……彼女がいかつい黒人サミュエル・L・ジャクソンに鎖で繋がれるところから、猟奇的な『ソウ(SAW)』みたいな映画かと推測したら、また一転、違う展開に。
主要人物はみな心に傷を持ち、どうすることもできずにもがいている。サミュエル・L・ジャクソンの突飛な行動が波紋を広げ、本人も含めそれぞれの内面に変化が生まれる。
スタイリッシュではないが、ちゃんと段取りを踏んでいる丁寧な作り。思いがけない感動作に、少し戸惑う。

【本】『手塚治虫小説集』手塚治虫

主に一九五〇年代から六〇年代までに書かれた、日本ではまだ商業的なジャンルとしてSFが成立していなかった頃の小説が集められている。
江戸川乱歩や海野十三を彷彿とさせるような懐かしい匂い。
冒頭の長編『蟻人鏡』は、当時の少年もの読み物の水準を鑑みればじゅうぶんだと思うけれども、現在のリアリティラインから考えると、あまりに異人種の人間と同じすぎる情緒にかえって感情移入できない。もう少し蟻人独特の考え方、価値観が反映されていればよかったのに……って二〇年以上前に亡くなった人が六〇年前に書いた小説にいま何言ってんだ俺。

【本】『手塚治虫のまんが専科』手塚治虫

小学生が漫画家を目指して編集部、漫画家と会い、大人になってからもその夢を忘れず、アシスタントを経て持ち込みを続け、漫画家になる。

人気の上にあぐらをかき堕落していくアシスタント先の先生。
芸術家肌で現実離れしたことばかりいう漫画家崩れの人々。

主人公は打ち切り、連載漫画のアニメ映画化、盗作騒ぎ、信じていた人の裏切り、様々な経験をしてあらたな選択をする……

漫画入門にこういう余分な物語性と個性を入れることが、手塚氏らしくて興味深い。

【本】『手塚治虫シナリオ集』手塚治虫

『100万年地球の旅 バンダーブック』等のアニメや芝居の脚本。
完成したものはどれも未見。

ハリウッド映画は自分と違う人種、宗教を持つ国家を異質なものとして見たてそれが映画に反映されている。『猿の惑星』の猿は日本、『スター・ウォーズ』における帝国軍は画一的な思考、クローンなどから連想する共産主義……
しかしそういう作話術からしても手塚氏の描く異人種はあまりに人間的すぎて、現代からみるとそれが古臭さや垢ぬけない印象を想起させるのかな、と思う。

『ユニコ魔法の島へ』はシノプシスだが本当によく出来ていて、あらすじだけなのに涙が出そうだ。

【日記】14年07月15日 体重62.5kg

八時起床。
痛み止めの副作用か意識のレベルが低く、いつも通り起きることができない。

朝食、胡麻豆腐、めかぶ、スモークチキンと煮玉子とチーズとレタスのサラ ダ、マイタケ甘辛炒め、ご飯、チキンナゲット。
午前一〇時、耳鼻科に行くついでに図書館へ行こうとして駅までいったん出てから、図書館で返却する書籍を家に置いてきたことに気づき、自宅へ取りに戻る。
忘れ物を取りに帰る、この行為で綿密に立てたスケジュールが崩れてしまい、部屋で呆然としている。
昼食を食べずに再び一二時半、外出。
大塚の図書館で資料を受け取り、池袋のロフト、ビックカメラで買い物をしてから、練馬の耳鼻科へ。
帰宅するともう一六時半。
一七時に再び外出して、公園前図書館で資料を受けとる。

そのついでに、一七時一一分より公園を二五分ジョギング。
Emerson, Lake & Palmerのアルバム「In The Hot Seat」を聴きながら走る。
また「展覧会の絵」か!
グレッグ・レイクの声質が変わりすぎてもはや別人。
う〜んこのアルバムは微妙。

夕食、刺身コンニャク、ネギゴマかけ豆腐、サーモンとタマネギとレタスの サラダ。

こんな本を読んだ!
『手塚治虫小説集』手塚治虫
『手塚治虫のまんが専科』手塚治虫
『手塚治虫シナリオ集』手塚治虫

DVDでこんな映画を観た!
『ブラック・スネーク・モーン』

二二時就寝。

【食】14年07月16日

朝食、サツマイモ、ネギゴマかけ豆腐、刺身コンニャク、煮玉子と生ハムと アボカドトマトとチーズとレタスのサラダ。
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昼食、湯葉のおさしみ、エリンギとコンニャクのステーキ、サーモンとトマトとソーセージとレタスのサラダ。

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夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。
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【映画】『少女は自転車に乗って』

ヒロインの前に、立ちはだかる保守的なアラブ社会。イスラムの戒律、王族が支配する身分の固定した国家体制、男女差別。
ヒロインはいろんな束縛が見える人として描かれている。行動に制限をつけられたくない。自転車に乗りたい。顔を隠して歩きたくない。
しかし、母親をはじめ、学校の先生は空気のように束縛(=社会のルール)を受け入れている。強制的な低年齢の結婚、一夫多妻制の女性の扱いの悪さ、女性は家族以外の男性に姿を見られてはならない。遠くからでも男性に見られてはいけない。車を運転してはならない。男性に口答えしてはならない。幼なじみの少年がヒロイン宅に遊びに来て、それを発見した母親が「留守宅に男を入れてると知られたらパパに殺されてしまうわ」
日本からみるといかにもひどい国に見えるが、問題は、そこに住んでいると空気のように気づかないことなのだ。

翻って日本を振り返ると、普段は空気のように気づかないたくさんの束縛がある。同調圧力。友達同士のメールのやりとり。SNS。空気を読んだ発言をしなければならない。身内の責任をとらなければならない。そもそも家族の生活保護受給を何故非難されなければならないのか? 

逆に、僕がイスラム教徒でアラブに住んでいたとして、日本よりメリットのあることってなんだろう。

人は隠されると見たときの興奮がより増すものだから、あれだけ黒い布で隠されていたら、初めて女性のエロ画像、動画を見るときの興奮といったらないだろうな。
これだけ性的なものが氾濫する日本ですらヘアヌード解禁、ネット上でモザイクがない映像を再生したときは衝撃だったのだから。ましてや初めて女性をセックスした日ときたら。なんでも見れるからといっていいわけではない。

そしてこの映画をみている限り、核家族化している日本より家族の結びつきは強そうだ。そしてあの詠唱するようなコーランを読みかた、あれは宗教の一体感を高める役割がありそうで……神、信者そして一族、この世界の一体感。僕らの至福の感覚の比じゃないのだろうか。
せいぜい僕の楽しいことは、一人旅で遠い地のちょっとした人とのふれあいだけ、それに比べたら……

【本】『手塚治虫エッセイ集(2)』手塚治虫

アニメ一般論、初めてのアニメ作りの苦労、海外のアニメ概況……などなどアニメのこと中心のエッセイ集。

考えてみれば手塚氏は、日本初の週一で放映するアニメーションを作ったわけで、そういう意味ではパイオニアだ。
漫画→アニメという流れだけでなく、アニメ→漫画……アニメ先行企画のタイアップ漫画も本人が描いていたわけで、本当に何でもやるなあ。

【日記】14年07月16日 体重62.3kg

三時起床。
寝苦しい夜。寝返りを続けているうちに目覚め、いろんなことを考えているうちに不安で眠れなくなる。

早朝からミンミンゼミが鳴き始めては止め……を何度も繰り返している。結局、諦めたようで静かになった。

四時三七分より公園を四一分ジョギング。
まだ暗闇に近い地上、微かな日の出の白い輝きが地平線。
走っていると徐々に周囲が明るくなっていく。
Emerson, Lake & Powellのアルバム「Emerson, Lake & Powell」を聴きながら走る。
ELPっぽい。そして実に八〇年台っぽい。
強い作家性はないが、一般に膾炙しやすい内容だとも言える。

朝食、サツマイモ、ネギゴマかけ豆腐、刺身コンニャク、煮玉子と生ハムと アボカドトマトとチーズとレタスのサラダ。
昼食、湯葉のおさしみ、エリンギとコンニャクのステーキ、サーモンとトマトとソーセージとレタスのサラダ。
一昨日予約した書籍がまだ図書館に届いていないので、仕事が滞っている。
待ち時間に資料整理、それだけで一日が終わる。
結局、この日は仕事に必要な資料が図書館に届かずに終わる。
夕食、豆乳にフルーツグラノーラ。

こんな本を読んだ!
【本】『手塚治虫エッセイ集(2)』手塚治虫

DVDでこんな映画を観た!
【映画】『少女は自転車に乗って』

二二時過ぎ就寝。

【食】14年07月17日

朝食、チキンナゲット、湯葉のおさしみ、サーモンとアボカドとトマトとソーセージとコンニャクとサラダホウレン草のサラダ。
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昼食、卵黄かけメカブ、トマトとコンニャクそうめん、シメジと豚肉とニンニクの甘辛炒め。

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夕食、豆腐皮、コンニャク麺、豆乳にフルーツグラノーラ。
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