こんな夢を見た!」カテゴリーアーカイブ

これは僕の見た夢の話で、実在する人物や団体に一切関係がありません。
 
このカテゴリーの目次はこちら→こんな夢を見た!

【夢】僕の地元の近所、茨木駅からバスに乗る。

終点で降りると、そこはとある史跡。
バス停から山奥に向かって長い列が続いている。
僕は取材で来たみたいで、編集者の日笠さんと交代で並んでいる。
日笠さんがこの地方名物の餅絵を買ってくる。
餅絵とは、海老餅やよもぎ餅など色のついた餅でステンドグラスのように描かれた絵だ(実際は存在しない)。
何も考えず僕が全部食べてしまい、気まずい雰囲気になる。
そのことに怒ったのか、日笠さんが抜けて帰ってこない。
僕が並んでいる列の前にズルした老人がどんどん横入りしてくるが、僕は何も言えない。

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【夢】卒業式の日にクラスメイト宅を訪ねる。

彼女は登校拒否でずっと学校へ来なかった。
ピアノ後ろのカーテンから蜘蛛の頭をした女の子が奇妙なダンスをしながら登場。
「卒業式でそのダンスをやればみんなにウケるんじゃないの?」
僕が言うと、蜘蛛の頭をした女の子は嬉しそうな仕草、学校へ行く用意を始める。
これから悪いことが起こりそうな予感で僕はもやもやしている。

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【夢】自分は人型ロボット。

旅館から外に出ると雪が降り積もっている。
ターミネーターのようにプレス機械に挟まれてしまい、ぺったんこにプレスされてしまう。
鉄クズになり、熱せられ溶けていきながらも意識を保っている。
雪でみるみる冷えて変な姿勢のまま身体が固まっていく。

(別の夢)
就職するために美術予備校講師の試験を受ける。
試験は以前自分が描いた漫画の原稿、これを別紙に模写しろと渡される。
トレースではなく見ながら模写するのは思いのほか難しく、元々描いていたのは自分なのにこの試験に落ちたら恥ずかしい。
しかしこの原稿の作者が僕だということがバレると不正とみなされ試験に落とされるかもしれないので、黙って模写している。

(別の夢)
無くしていたものが見つかりホッとしたとき、「ハラハラハッピーだね」と言うことが流行っている。

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【夢】巨大ヒルが街を襲っている。

巨大ヒルは直径一〇センチ長さ数メートルのミミズのような姿形、先端の口から人の血や体液を吸う。
昔の小学校で教室の床に塗っていたような茶色いヌルヌルの液体を体中から滴らせている。
知能が高く、民家の窓から人を確認するとガラスを破り襲いかかってくる。
僕はパワードスーツを着て駆除をしているが、巨大ヒルが肌を露出している部分をめがけてくるので、更にその上から半透明な巨大なコンドームのようなもので全身を覆うことが必須だ。
登校路の途中で巨大ヒルが発生したと連絡を受ける。
パワードスーツは一度に数百メートル、ジャンプすることができる。
何度もジャンプしながら自宅から駆除へ向かう。
夜なので足元が暗く、移動がままならない。

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【夢】中野駅近くの史跡の由来を教えてもらう。

中野駅近くの史跡の由来を教えてもらう。
駅前に中野絶滅帯と書かれた青地に白字の標識がある。
昔、絶滅光線というものが照射され一瞬にして中野が消えたという話を聞いているうち、いつの間にか僕はその現場に居合わせている。
江戸時代風の街並に白い光が走り、全てが燃え上がる。
昼間なのに炎に照らされ周囲は夕方のように赤い。
何故か人は見かけない。
逃げるまもなく蒸発したのかもしれない。

(別の夢)
小学校の修学旅行。
RPGのフィールドみたいな大地、幾つもの洞窟を通りぬけ、最後は体育館にたどり着く。
中で学年集会が開かれていて、最後に着いた僕は舞台が見えない。
列の前まで行くと、舞台の上で生徒会が開かれていることがわかる。
マイクを使っていないので声はかすかにしか聞こえない。
「聞こえないような話し合いをしてどうするんですか!」
僕は激昂、前の舞台に乗り込んで抗議する。

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【夢】僕は大学生、皆でクラブの後輩宅へ行くことになる。

後輩宅は関西地方の山間部。
大学から何度も乗り換え、僕の最寄りの高槻市駅で降り、私鉄からJRに向かって歩いていく。
踏切を渡ろうとすると、小さくて丸い電車が線路を走っていく。
後輩いわく
「あれ、電車のメス(♀)で、一生に一度も見ることが出来ない人もいる珍しい種類」
とのこと。

踏切を越えてしばらく道を真っ直ぐ歩くと、十字路に出る。
道の向こうで地元の友達が騒いでいるのが見える。
僕は無視して左に曲がる。
「望くん」
声をかけられた気がして振り向く。
小学校の同級生がアパート横の塀に立ちションをしているのが見える。

その間に後輩たちを見失う。
追いつこうとして走ると、道の真中に虎が歩いている。
この付近は猫の代わりに虎が住んいるらしい。
虎に食べられないように自分の身体を大きくする。
僕の中の理屈で、猫は虎の大きくなったものだから僕が大きくなれば虎は猫になるのだ。
僕に呼応して虎も大きくなる。
虎と自分、周囲のスケール感がおかしくなっていく。
街並が足元に見え、いつの間にか空に浮かんでいる。
虎の牙が大きい。
虎の肩につかまりながら、空を飛んでいる。
後輩たちもそうやって移動しているみたいで、姿は見えないがかろうじて会話だけはできる。

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【夢】映画の撮影を手伝っている。

機関車が山の斜面を走っている……よく見ると緑色のコケの上を模型が走っている。
新しい特撮の主任がアイデアマン、全部ミニチュアで上手いことやっているものだ、と感心。
美味しそうな緑色のコケを口に入れると苦くて吐き出してしまう。

今日が高校の終業式ということを思い出す。
校舎の中に入ると自分の教室を忘れている。
各階の教室を見回りながら上がっていると、三階と四階の間の踊り場で何か叫んでいる丸坊主の生徒に目をつけられ逃げ出す。
四階の廊下で僕は足がすくみ倒れる。
丸坊主と目が合い「殺される!」と思った瞬間、彼は僕の上を通り過ぎていく。
僕の勘違いだったようだ。

先生に見つかり、終業式の大掃除をしてないことをなじられる。
学校の食堂へ行くともう閉店時間、あまり料理がない。
今日は、煮こごりを固めた特製料理を食べることができるという噂を聞く。
外はもう真っ暗。
夜のビル街の向こうで怪獣が暴れている。
恐怖を感じるが、よく見ると幅の広いビルの側面巨大スクリーンに映された映像だった。
「ゴジラだ!」
「ガイガンだ!」
横にいる友達が騒いでいる。

すれ違った女優の壇蜜に、作家のリリー・フランキーが僕の悪口を言っていたということを聞かされ気になるが、詳細についてはいくら尋ねても教えてくれない。
離れた場所でふたたび壇蜜に会ったので、詳細を尋ねると、
「煮こごりを固めた特製料理は鼻くそなどの廃棄物でできているのよ」
と教えてくれる。
またはそうでない作り方もあるらしい。

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【夢】寺院の取材漫画を描いている。

自信作だが、あとで読み返してみると内輪受けの内容だったのでギリギリまで描き直している。
あと三〇分で脱稿、一九時までに新宿へ持って行かなければならない。
大リーガー松坂大輔選手の出てくるシーンがあるのだが、彼が僕の最寄り駅(どの駅かは夢の中で明確に言及されていない)近くの飲食店にいるという情報を得て、インタビューを漫画に盛り込めば面白いと考える。
自転車で家を出て飲食店を探すが、どうしても駅前まで辿り着くことができない。
どんどんあたりは暗くなってくる。
見上げると「→志木」と書かれた道路標識、どうやら僕は正反対の方向へ向かっていたらしい。
(夢のなかで志木は隣の市町村のことを指している)
慌てて道を引き返して最寄り駅にたどり着くと一九時一五分前。
発車時間を考えるとホームに入らなければならない。

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【夢】大学の庭で友達と一緒にドラクエをしている。

といってもテレビゲームでなく現実でプレイしているようだ。
スキル、職業を選択、最終的には剣を装備する。
お腹が減ったので食堂へ移動、吹き抜け二階建て、大学の食堂は広い。
昼休みが終わりかけ、一階はろくな物が残っていないので二階惣菜売り場へ行く。
袋にケチャップとマヨネーズのソースをかけているカツサンド、サラダ、ライスのセットが置いている。
袋に直接ソースをかけているのは売り子の元モーニング娘。矢口真里さんのアイデアらしい。
洒落てるつもりらしいが実用的でなく実にテレビっぽい。
食堂の螺旋階段を降りる。

一階の床に自分のリュックが落ちていたので拾うと、大学の先輩が慌てて飛んでくる。
先輩が自分のリュックだと主張する。
手にしたリュックをよく見ると確かに僕が持っているのと違う色で、自分はすでにリュックを背負っている。
先輩にリュックを手渡し、言いわけの雑談をしながら講堂にむかって歩いて移動。
先輩の後ろに僕が通っていた美術予備校の先生がいることに気づく。
「この前、予備校の研修旅行の費用が全部で三〇〇万円かかった」
そんな話題を僕に振ってくる。
それを全部僕に払えということなのか、と身構える。

どうやら今日は大学の卒業式のようだ。
円形の講堂に入り、机の間の通路をぐるりと回り前の方へ向かっていると、美術予備校の先生がまた話しかけてくる。
「教会(キリスト教)の人たちも君のため来てくれたよ」
見ると確かに小中学校のとき通っていた教会の人たちの顔がある。
その中でひとり、かすかに見覚えのある人がこちらに笑いかけてくる。
どうしても誰か思い出せず戸惑う。

目覚めてしばらくたってから思い出すと、それは高田馬場に住んでいた頃通っていた歯医者だった。

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【夢】漫画『金田一少年の事件簿』のアシスタントをしている。

ちなみに現実の僕は『金田一少年の事件簿』と何の縁もない。
その仕事場では、背景を特殊な手段を使って変換している。
シルクスクリーンのような印刷道具で、写真が一瞬にして漫画の背景になる。
しかも一枚の背景写真を元にいろんな絵柄に汎用できる優れものだ。
それを応用して、僕は大学の卒業制作用の絵を描くことにする。
一五〇号のキャンバスに写真をこの特殊な方法を使って一括変換、僕の絵っぽく絵の具を塗り重ねていく。
ふと同じ教室の女の子も同じやり方で絵を描いていることに気づく。
僕は差異を出そうとして、車を描き足したり、ピンク、蛍光色に近い発色をのせたりいろいろ工夫をしているが所詮付け焼刃。
明日までに一日で完成させなければならないことを考え、自分の計画性の無さを嘆く。

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【夢】タイタニック号という船名のフェリーで僕は旅行中。

早朝、老船員が僕を呼んでいる。
霧に霞む海を見ると、甲板からあと三〇センチぐらいまで波が迫り今にも沈みそうだ。
強欲なマダムが救命ボートを購入、なりゆきで僕も一緒に乗る。
一足先に船をボートで降りる。
二人で海原をさまよって周囲を見回すと、船の備品がたくさん漂ってくる。
名前の通りタイタニック号は沈んだんだなあと思う。
そのうち、マダムの性格が悪くて違うボートに乗っていればよかったと後悔しだす。
ボートから流れている木の板に飛び移ると、浮力が弱く沈みそうになる。

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【夢】映画撮影に参加している。

ライターでイラストレーターで漫画家の器用貧乏村田らむさんの紹介で、その友達の白石晃士監督が撮影する映画だ。
演者はボランティアで、村田さんと白石監督の共通の友人ばかり。
映画の内容は、新幹線内の密室殺人。
東京から福岡へ移動するまで六時間かけてリアルタイム撮影する。
シナリオを小出しに渡されるので演者の自分ですら犯人がわからない。
小倉駅付近で刃物を振り上げて人を襲うよう演出をされ、はじめて自分が犯人であることを知る。
よく練られたシナリオに感心する。

福岡から東京へ向かう復路で二回目の撮影。
ふと停まった駅の外を見ると、ジャングル、ながれる大河……南アメリカのアマゾン川の上を新幹線が通っていることに気づく。
演者の一人、村田さんと高校の同窓生である女の子が、
「停車している間に、知り合った人とエッチしちゃった!」
と騒いでいてうらやましく思う。
二回目、カバンの中にしまったはずの刃物をいくら探しても見つけることができず、新横浜駅付近で被害者の女の子を手で首を絞めて殺す。
しかもそのとき殺人シーンで犯人が着ているはずの赤いジャンパー(その映画の中では重要な伏線)を脱いでいたし、我ながら緊張感が無くなったと反省する。

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【夢】僕は公園で野草採取している。

食べることのできる野草を探しているのだ。
公園内での野草採取が違法なような気がしてきて、誰にも見つからないよう奥へ奥へと歩いていると、いつの間にか秋の山道に入っている。
赤、橙、黄に染まる紅葉の樹々。
強い耳鳴りのような音、意識を研ぎ澄まして聞くととしんしんとカエルが鳴いている。
斎藤茂吉『死にたもう母』を思い出す。

死に近き母に添寝(そひね)のしんしんと遠田(とほだ)のかはづ天に聞ゆる
のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて足乳根(たらちね)の母は死にたまふなり

……長いおっぱいが垂れ下がってマフラーみたいに首に巻いている、そんな足乳根の母がこっちを見て笑っている。
そのうち開けた山道に出る。
周囲をぐるりと見渡すと、連なる山々、麓にある建物までくっきり見える。
自分はこれが夢だということに気づいている。
麓にある建物の形を強く記憶にとどめてぐるりと一回転すると、建物の形が変化してやはり夢かと納得する。

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【夢】僕は母と歩いている。

駅から駅へ移動中、売店で「相撲を楽しむ本」を母が購入。
五〇〇字以内で一日の相撲の取り組みを圧縮して書くコツが載っている。
ずっと売れていなかったらしくボロボロのその本、付録の記録用紙は破れて無い。
早速使おうとした母が文句を言っている。

僕は売店でドラクエとFF最新すべての最小限クリア方法マニュアル本を購入する。
ドラクエの豆知識を知ろうとして読むと、端的に最短クリア方法しか書かれてなくてがっかりする。
読んでるうちにドラクエをプレイしている。
抱き合ってくっついている夫婦の石像が立っている街。
夫婦の顔半分から上が切断され、行方不明。
以前より自分が持っている岩をよく見ると、夫婦の顔上半分だ。
石像の顔半分の上に自分の岩を乗せると、夫婦の姿が元通りになりイベントクリア。
涙が溢れてくる悲しいエピソードだ。
本を閉じるとドラクエが終わる。

次の駅に辿り着く前に、更に映画パンフレットのような本を購入。
内容は、ある小説家が中東に留学した際うまくお金設けした方法について書かれたエッセイ。
意外と無頼派であった小説家の一面を知る。
一ページ目から二ページ目にかけての中東の太陽の写真、雲に隠れそうで隠れない。
写真と現実の空がごっちゃになっている。
二ページ目の下の段にはいろんなキリスト教の受難曲と中東の話をエピソード絡めて書かれている。

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【夢】全てうまくいかない僕は死ぬことを宣言する。

死ぬ前に盛大に葬式をあげると、元風俗嬢やエロ本編集者が集まってくれて大盛り上がり。
みんな僕が活躍していた頃のことを惜しんでくれている。
美人ライターが僕にキス。
葬式が進行していくにつれ、これが終わったら自分が死ぬということに現実感が増し、怖くなってくる。
しかし一旦死ぬと宣言した手前、取り消すのも格好悪く、死ぬための手術をいかにして逃れるかをずっと考えている。

手元の本をパラパラとめくっていると、僕が漫画家を挫折して東京から都落ちするまでの体験談がカラー写真とともに掲載されている。
取材を受けた覚えがなく、僕は大騒ぎする。
その本を調べてみると、漫画原作者の小池一夫さんが主催する編集プロダクションの作ったもの、僕の記事を書いたライターさんは元漫画家で今は和歌山に住んでいるとのこと。
ライターさんに会ってみると、取材を受けた記憶を思い出す。
その取材を思い出しているうちに、大変だったその頃に戻る。
家賃七万円、日の当たらない部屋、風俗店ビルの一角で漫画を描いていた頃の自分。
実はそのライターさんもその部屋に住んでいたことがあり、その話で意気投合して盛り上がったのだった。

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【夢】僕は北海道をひとり旅している。

とある街で降りて写真撮影しながら坂を登る。
コンクリート造りの建物が多く、沖縄と街並が似ている印象だ。
北海道は雪が降るから沖縄は台風が来るから頑丈な建物が必要。
それにしても寒い北海道と暑い沖縄が似るのは皮肉だ、と夢の中の理屈で考えている。
坂の上の茶屋に入り、庭にある岩に登って街を見下ろす。
岩が二重構造になっていて、上の岩に乗ると回転遊具のようにぐるぐる回り不安定だ。
土産物売り場でTシャツを購入しようとする。
黒地のTシャツを気に入っているが、ハイビスカスあるいはイチゴの絵をプリントしたものどちらを選ぶか悩ましい。

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【夢】雑誌の企画ネタ出しに僕も参加する。

戦隊ヒーローものを観てHなシーンを探せ!という企画。
「女性幹部がエロい!」
と僕は主張するも却下される。
「ねとねとした納豆の怪人がエロい」
と女性ライターが主張、それはいくら何でも奇をてらい過ぎじゃないのかと僕は疑問に思う。
資料探しに過去の五戦隊シリーズのビデオを観ていると、その世界に入って怪人と戦ったり逃げたりしている。
逃げているうちに両親と旅行に行かなければならなくなる。
岡山方面へ向かうことになり、東京からJRで西へ移動。
実家の最寄り高槻駅で降りる。
岡山まで歩いている途中で思いのほか距離があることを気づく。
高槻駅のプラットホームより発車間際の電車に飛び乗る。
前方の車両は瀬戸内海にある海底洞窟駅で降りることが出来ると車内電光掲示板に表示されており、好奇心に押されてその車両に入る。

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【夢】山奥の高校に美術教師として赴任する。

新学期初日、同じく新しく赴任することになった新米教師たちとバス乗降場で会う。
そのうち一人は児童小説家としてデビューしている。
挿絵も自分で描いているとのことでラフを見せてもらうと、素朴な絵柄の青春小説だった。
学校へ着くと雨が降っている。
職員室と校舎が離れているが、怪力の体育教師が通路に波板の屋根を乗せてくれているので、移動時濡れずに済む。
美術教室に入って授業の用意を始める。
徐々に生徒が生徒が登校してきて、教室の外でイーゼルを並べ始める。
毎日クロッキーの朝練習しているらしい。
いつものやり方を聞くと、前の先生が残してくれたメモがあるという。
イーゼル上の画板に手帳サイズのメモが何枚か重ねて画鋲で固定されており、一番下のページから読んでいく。
とりとめない内容で読んでも頭に入らないので、自分なりにメモしていいかと生徒に聞く。

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【夢】大学の登山部OBが集まり、思い出話をしている。

六甲山を西から東に縦断した話で盛り上がる。
山行の地図を見ると川が密集して何本も流れている地帯で、だからあの時は濡れたのか、と皆は納得。
地図を見ながら話しているうちに、思い出の中で登山している。
ときおりピシャーという音が周囲から聞こえる。
木の中や地中に巧妙に隠された水道管が折れて、水が噴き出している。
だから飲料水に困ることはなかった、と現実に戻って話している。
思い出の中で、先輩が長靴みたいな靴を履いている。
透明の定規を渡し、最近はトレッキングシューズも進化してこの半分の長さで重さも軽いですよ、と測りながらアドバイスする。

食事休憩、先輩は定規をお尻の下に敷いて座る。

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【夢】有名な元子役が近所に住んでいる。

可愛かった彼は、林家こん平さんのような容貌になっている。
トタン屋根で出来たゴミ屋敷の中にところ狭しと並ぶAV機器、お母さんとふたり暮らし。
僕が遊びに行くとふたりで歓待してくれる。
近所の幼女が遊びに来て、元子役と庭で一緒に遊びだす。
それを見ながら、このおっさんロリコンじゃないかと僕はいぶかしむ。
「息子は五六歳にもなって童貞だから、恥ずかしい」
とお母さんに耳打ちされる。
元子役に自分の似顔絵を描いてくれるよう頼まれる。
絵を描いているところをビデオ撮影したいというので快諾する。
パソコンにとりこんだ写真を、液晶タブレットを使って輪郭線をなぞる。
僕は細かく解説しながらトレースする。
調子が悪く描きにくいと思ったら、元子役は僕の乳首を触って邪魔をしている。
童貞をこじらせすぎてホモになったのか、と怖くなる。

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【夢】女性タレントの剛力彩芽と海辺でデートしている。

ふたりとも水着のような服を着て、水の中で転がりまわりお互いの身体を求めている。
でも最後の一線を越えることない。
初めての日は私の部屋に来て、と彩芽は言う。
彼女が指定した日の高校の下校時刻、待ち合わせして彩芽の自宅へ向かう。
くすんだ公団住宅の上層へ、古いエレベーターで昇っていく。
彼女の部屋は物は多いが綺麗に片付けられていて不潔な感じはしない。
しかし壁がなくアコーディオンカーテンで仕切られていて、下の隙間が気になる。
家族が帰ってくることはないのか、僕は心配だ。
案の定、途中で妹が帰宅する。
髪の長いおとなしそうな子だった。
「私にお構いなく」
と妹は部屋に引っ込む。
しばらくすると今度は母が帰宅。
僕は諦め、彩芽の家族と談笑する。
彼女の愛する兄が最近死んだことを知り、こんな自分を彼女が愛してしまったのはそのトラウマかもしれないと気づく。
それが原因か、二人の関係に隙間風が吹きはじめる。
次のデート時、バスの中で僕は間違って別の女の子の名前を呼んでしまい、彩芽は激怒。
降りて駐車場で口論していると、後ろから暴漢に襲われる。
凹凸のある鉄パイプで背中を殴られ、僕の意識は遠のく。

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【夢】種子島で農業、僕は畑に種を植えている。

水不足でなかなか育たない。
島を出る日の朝、友達と畑を見回りに行くが、畑の何処に種を植えたのか覚えていなくて困る。
目印に板を立てかけただけの簡易小屋を畑に作る。
倒れないように僕の自宅から送られてきた本がぎっしり詰まった本棚を置く。
僕がいないあいだに本が盗まれないだろうかと不安になる。
しかしもう島を出る時刻、港へ向かわなければならない。
バスでも港へ行くことができるがあえて歩いて行くことにする。
高台から見ると港は遠く、数時間はかかりそうだ。
港へ向かう人達はいくつかのグループで固まっているが、僕はひとりで途中の風景をカメラで撮影しながら歩く。

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【夢】木星への宇宙飛行計画が発表される。

同時にこの計画を推進した科学者の死を知らされ、僕達は悲しんでいる。
彼の死を無駄にしないためにも計画を成功させなければならない。
なぜなら自分は木星への宇宙飛行計画に内定していたからだ。
地球の衛星軌道のステーションへ一足先に向かう。
宇宙空間にむき出しの道路、片側一車線、距離百メートルほど。
何度も車で往復して訓練。
車は磁力で道路の上を走るようになっているが基本的には無重力。
慣性が働いてうまく止ることができない。
対向車線には白い車線ぎりぎりに車が固定されていて幅はきわめて狭く、何度もこすりそうになる。
これをクリア出来れば半年後、木星へ行くことが出来る。

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【夢】ビートたけしの番組の再現VTRを仕事で作っている。

仕事が終わり帰宅中、京都の河原町四条の角で携帯ゲームをプレイしながら歩いている西村雅彦とぶつかりそうになる。

自宅の古いマンション、上から見降ろすとロの字に吹き抜けがある。
吹き抜け横の階段を上って自室へ向かう。
途中、吹き抜けに露天風呂の女湯がある階を通る。
入浴中の裸の女性を見ないようにしていると、一緒に漫画を描いていた相方の中村好夫が作業着で中に入っているのを見つける。
「検針でーす!」
と施設を調べるふりしながら懐中電灯を女性に当てて凝視している。
「なんちゅう白々しいウソをつくねん! 情けない!」
僕が嘆くと好夫はこちらを見てにやりと笑う。

自室に入って台所の皿を片付ける。
干からびたトマトを流しの三角コーナーに捨てる。

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【夢】素性が不明の少年につきまとわれている。

少年はズボンを脱ぎ、僕の顔にお尻をくっつける。
僕は不安になって、アメリカのレーガン大統領に交渉。
彼は僕のために動いてくれると確約する。
少年がウンコを漏らす直前、米軍が出動してギリギリのタイミングで少年を引き剥がすことに成功する。
たとえアメリカ政府の力を持ってしてもこれだけ個人的なことだと時間がかかるものなんだな、と僕は冷静に分析している。

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【夢】僕のアパートでリアリティドラマの企画が始まる。

例年のことで今年もテレビクルーがやってきて収録が開始される。
しかし今回に限って、僕と関係が悪い友達がテレビ上層部に口利きをしていやがらせ。
僕の映っているシーンだけ巧妙にカットされる。
アパートで僕主催の盛大なパーティー、僕だけカメラが回ってこない。
津波か洪水かアパート周辺が水に沈む災害が起こり僕は孤軍奮闘、ボートで近所の人達を救う。
しかし僕の活躍だけ放送ではカットされている。
テレビ局に抗議するが、フェアに撮影した結果であくまで僕の自慰意識過剰だという公式見解。
悔しくて仕方がない。

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【夢】近所で大衆演劇の公演、美大の卒業生中心の劇団。

興味を持った僕は裏方で手伝いに行く。
その劇団の人気俳優は禿げた男、彼がシナリオも書いている。
ラスト公演日、飛び入りで僕が演じることになって大盛り上がり。

しかしプライベートで皆に本音を聞くと、美大で出会った頃は熱い情熱を持っていたが、今は肉体的、精神的に限界だという。
禿げた男は一昔前、演劇界で若手のホープだった。
この劇団のメンバーの女性と付き合っていたが、今は別れたとのこと。
皆で僕の自宅に遊びに来る。
僕が漫画家だということを打ち明ける。
禿げた男の元彼女が見せてくれという。
「以前友達に見せたら、つまんない漫画と言われ目の前で破られたことがあるから……」
と僕は断る。
みんなでバイトの話を始める。
「電力会社のバイト募集のチラシを見たが、あれはどうだろうか」
「危険そう。原発の放射能実験みたいだよ」

僕はといえば普段、照明のバイトをしている。
舞台裏の一室の窓からライトを下の階に向かって当てる。
適当にやっているが光の屈折の関係か意外とうまくいくものだ。

演劇は楽しい、楽しくない論争を皆で始める。
自分たちはもう若くない、という雰囲気に満ちている。
「もう限界かも」
と禿げた男がつぶやく。
僕と同い年の彼らの言葉が苦い。
そうだ僕も若くないんだ。

警察署の中で僕たちは談笑している。
凶悪事件が起きたみたいで、廊下はちょっとした騒ぎになっている。
指名手配犯の健康保険証の番号を知る。
たわむれに、特殊な数式で計算してみると僕と指名手配犯の番号は一致する。
面白がって女性警官に番号を見せると、後ろから腕をねじりあげて僕を拘束しようとする。
慌ててもう一度確認してもらうと番号が3ずれている。
それでも女性警官は僕のことを疑っている。
トイレに入って個室の下水管の中に入り、上の階のトイレまで登って窓から隣のビルに飛びうつる。
警察が気づかない間にビルの屋上を移動、公園の木に飛び降り、走って逃げる。
たまたま貯金をATMで下ろして全額手元にあることを思い出し、少し安心する。
気分はもう犯罪者、メタボなので心臓を気にしながら走っている。

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【夢】大晦日、髭男爵の山田ルイ53世が僕の家に来ている

彼はサービス精神溢れる人でずっと毒舌を吐き大騒ぎしていたが、深夜突然静かになったと思うと体育座りのままうたた寝を始める。
大晦日まで仕事でずっと寝てなかったのだろうか、芸人ってイメージ通り忙しいみたいだ。
変な格好で眠っているので横にしようと背中を触ると、うめき声を上げる。
黒服の背中から脇の下にかけて破れており、怪我をしている。
痛みを隠してふざけていたのだ。
「俺の彼女をここに呼ぼか」
山田ルイ53世は寝ぼけてしきりに言う。

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【夢】僕は必死に斜面を駆けおりている。

自分は寺沢武一の漫画主人公コブラ、仲間とはぐれて逃げている。
山の麓に州境の線路があり、州を越えれば追手も手を出せなくなるのだ。
しかしどこに身を隠しても僕の周囲に弾着、場所がばれてしまう。
僕の赤いマフラーを敵は目印にしているのだ。
木にマフラーをくくりつけると敵はそこに向かって撃ち続ける。
その間に仲間と合流、線路にたどり着き列車に乗って州境を越える。

大学の教授宅に伺い、ゼミを受講する。
アメリカの州それぞれのテーマ曲についてレポートを仲間たちと書いている。
合計五分以内なら何曲使っても構わないみたいだ。
二曲目以降に日本のムード歌謡を使っている州さえある。
逆に五分からはみ出した部分から先はテーマ曲として認められないので、順番も重要。
各州のホームページを開くと音楽が連動しており、演歌、クラシックが部屋に流れる。

昔、ダウンタウンの追っかけだったという女がいる。
彼女いわく、
「私、今田耕司さんとも寝たことがあるよ」
「そのときものすごくビックリするようなことをしたら、今田さんの目と目の距離が開いてしまった」
僕らが知っている今田さんは、彼女と寝た後の今田さんなのか……

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【夢】僕は弟にドラクエ10の話をしている。

「スライムの新しい種類ダイヤモンドスライムのフィギュアを通販で買ったら、届いたのは銀の腕輪の形をしたスライム、シルバースライムだった」
「俺もやるから一緒にやろう。オンラインゲームだから場所が離れていても遊べるよ。友達の早野(そんな友達はいない)と三人ならやる?」
大学から自宅へバスに乗って帰宅する。
弟がぽつりぽつりとドラクエの話を始める。
「実は僕もやってるけどあまり面白くない、ドラクエの中では五番目ぐらい」
「お姉ちゃんも意味がわからないみたいだった」
乗っているバスが向日町駅(夢の中の最寄り駅)行きかと思っていたら違うようだ。
どこかで降りなければ……僕は夢の中で心配している。
十字路、右から入ってきたトレーラーが僕らのバスが邪魔で曲がれない。
僕らを乗せたバスが進むと、強引にトレーラーは曲がる。
意識をトレーラーに向けていると、僕を置き去りにしてバスが坂を上がっている。
バスがいつのまにか自転車になり(夢の中の自分たちは気づかない)運転手が漕いで弟が後ろに乗っている。
僕は後ろから走って追いかける。
「自転車二人乗りはきつい」
弟は言い、ガソリンスタンド前で一七〇円払って降りる。

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【夢】僕は高校の修学旅行で広島へ向かう。

女子生徒から先にバスに乗り、女子が全員座席に座った後、男子が座っていく。
友達がいない僕は運転席後ろのタイヤ上部の一人用席に女子に囲まれて座る。
窓の日除けが下がっていて外が見えない。
こっそり日除けを上げるが、後ろの席の生徒が眩しいようでまた中途半端な高さに下げられてしまい、外を見ることが困難だ。

広島でバスを降りる。
僕はデジタルカメラで周囲を撮影しながら歩いている。
電池の持ちを気にしててカメラの液晶をのぞき込んでいる間に、クラスからはぐれていることに気づく。
僕と担任の宮内先生ともう一人の生徒、三人で迷っている。
前を見ると見覚えのある風景、僕は河川敷を駆け上がる。
周囲を見回すとどこか既視感はあるが、僕は訪れたことがない三角州が広がっている。
河川敷を降り喫茶店の前に立てられた地図掲示板を確認すると、ここは目的地の原爆ドームからかなり離れたところのようだ。

僕と大学の後輩の女性林さんと大学の同窓生林君、三人で帰宅することになる。
夕方、歩いている場所は神戸、山を越えると自分たちの実家があるみたいだ。
街なかの坂が、登る途中で限りなく垂直に近づいていく。
いつのまにか坂は日本家屋の部屋の壁になりタンスや土壁を下から二人に支えてもらって僕は登る。
オーバーハングになった鴨居を越えると山の開けた場所に出る。
しかし僕一人が上に到達しても、二人を引っ張りあげることは無理みたいだ。
諦めるよう諭し、僕らは壁を降りる。

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