こんな夢を見た!」カテゴリーアーカイブ

これは僕の見た夢の話で、実在する人物や団体に一切関係がありません。
 
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【夢】僕は土星の衛星へ行く探検隊の一員。

土星に着陸直前、機体が大気の外側に触れると船内が臭くなる。
どこかに穴が空いているのかアンモニアが入ってきているようだ。
それもそのはず、よくよく考えてみると探査船が気球で出来ている。
空気が漏れて、アルミホイルでできた探査船の壁がみるみるシワだらけになってしぼんでいく。

……目覚めてから途中どうなったか思い出せないが、結局、土星から観光バスで帰ってきたことだけは覚えている。

【夢】僕は大学生で、女の子とデートしている。

バイト先(漫画のアシスタント)に遅れそうになって、
「歯医者の治療が長引いたため遅れます」
とアシ先の漫画家さんに電話で嘘の言い訳をしている。

ちなみにせっかくデートしたにも関わらず、肝心の女の子とは手すら握ることができなかった。
(具体的に相手が誰かは覚えていない)

【夢】古代の日本っぽい場所を僕は歩いている。

道が山の上から海に向かって続き、橋を渡ったところにみすぼらしい役所がある。
村人がひとかたまりになって歩いている。
僕は近所の家族と並び、子供に税のしくみなど説明している。
税(米俵)を納めた後、戸籍を確認するために貝と米粒を役人に渡す。
貝がそれぞれの家の数、米粒が家族の数を表している。
僕は独身一人暮らしなので貝と米粒を一つずつ役人に渡す。
僕のことをよく知っている役人が声をかけてくる。
帰り、海沿いの道をしばらく歩いていると神社がある。
神道も浸透していない昔のことなので、村人は神社がどういうものか知らないようだ。
何の施設かわからないようなので、
「ここ、俺んちやねん」
僕がからかって言うと、皆ビックリして信じる。
それを聞いていた役人が
「コラッ!」
と僕に注意する。

【夢】一〇年前の東京。

僕は漫画家を目指して上京したが、まだ仕事が無い。
高校の同窓生中村好夫と二人で詐欺まがいの仕事をしながら生活している。
心配したおかんが大阪から上京、僕の様子を見に来る。
おかんが滞在している最中ずっと、僕達は仕事を隠している。
仕事道具の鞄を持って東京駅へ送りに行く。
カバンの中をおかんに見られることを恥じ、隠している。
カバンの中にはサンマがぎっちり詰まっている。
テレビのアンテナ受信装置と称してサンマを売っているのだ。
おかんと別れた後、路上で好夫と漫画の打ち合わせ。
僕はアスファルトに紙を置いて漫画のラフを描いている。
紙の下にイヤホンのコードが挟まっていて、どうしても絵が歪む。

【夢】世界でもトップクラスの富豪の別荘が比叡山にある。

僕と同い年くらいの富豪はダンディで気さく、僕と仲がよい。
いつものとおり泊まりで遊びに行くと、富豪のライバルの部隊が強襲、豪華な別荘はマシンガンの乱射で穴だらけになる。
メイドを始め何人か死亡、僕と富豪はたまたまかすり傷程度で済む。
別荘の斜面を富豪と執事と逃げながら、金持ちも楽でないんだなあと実感する。
本宅に到着した富豪はすぐに報復を開始、今まで声高に騒ぎ立てていたライバルは沈黙する。
沈黙が逆に怖い。
(ライバルからの新たな報復が目の見えないところで進行していることを確信)
別荘で美味しい食事を食べながら、僕らはメランコリックに琵琶湖を見下ろしている。

【夢】実家の寝室で父と僕は布団を並べて横にっている。

父は淡々と話している。
「戦争中は士官学校で先輩にいじめられた」
(父はそんな歳ではない)
「栃木出身には気をつけろ」
(意味不明)
隣の布団で寝ているはずの父の肌が時折僕の身体に触れ、気持ち悪い。
父の裸の背中には刺青がある。
いつのまにか父の同窓会に僕は同行している。
軍服らしきものを着ている老人がちらほら立っている。
そのうちの一人から、お菓子屋さんになりたかったが戦争でその夢を断念した話を聞く。
レモンを使ったケーキを今でも趣味でつくっているとのこと。
会場で、僕の大学時代の友達工藤(実在する人物)と久しぶりに会う。
工藤と僕は先に帰る、と父に告げる。
同窓会会場は京都西山の山頂で、高速道路が麓の洛西ニュータウンを通り市街地まで続いている。
「二階建てバスに乗りたい」
と工藤は提案するが、いつの間にかケーブルカーで山を降りている。
ケーブルカーで角度の急な断崖をしばらく下ると線路は川沿いにカーブする。
川の向こう岸には上りケーブルカーの線路が見えている。
僕と工藤はケーブルカーから降りて歩く。
水田の横の道を歩いていると僕の靴が脱げる。
しばらく裸足で歩いて振り返ると、靴が水色のサンダルになっている。
拾おうとして手を伸ばすと、サンダルの片方が緑色の蛙になって水田の中に跳ねていく。
もう片方のサンダルは土色の蛙になって工藤の方に跳ねていく。
土色の蛙は工藤に捕まえてもらい、僕は飛び込んだ蛙を捕まえるため水田に入る。
水田では子供たちが球技をして遊んでいる。
子供たちの足もとの泥にたくさんのサンダルや靴が埋まっている。
(蛙とサンダルが意識の中でごっちゃになっている)
いくつか水色のサンダルを泥の中から引っ張り出すが、どれも僕のものではない。
道の上から工藤が声をかけてくる。
工藤の指示に従って泥をかき分けると、自分の靴だったはずの水色のサンダルであったはずの蛙を捕まえることができた。

【夢】高校の修学旅行。

夜、ホテルの前の海辺をみんなで散歩していると、暗がりの向こう側にバルタン星人の親子が立っている。
「バルタン星人はセミから進化したのでエビの味がする」
うんちくを教えると、クラスメイトは感心する。
早朝にバスでフランスへ移動するため、
「早めに寝なさい」
と担任に促され、部屋へ戻る。

【夢】僕は美術系の大学生。

山奥の大学に電車で通っている。
(前夜観た映画の影響からか)ジェニファー・コネリーが同級生。
偶然を装って彼女と一緒に帰ることに成功し、僕は有頂天。
しかし、彼女が結婚していることが途中からわかってくる。
夫は有名な芸術家らしい。
彼女は十二人の子どもを育てているとのこと。
(ただし何人かは友達や妹から引き取った養子だという)
知らずに何回もデートに誘っていた僕は人知れずショックを受ける。
落ち込んで登校拒否気味。
空手部の練習をサボり寄り道して帰宅し、両親には練習で遅くなったと言い訳をする。
しかし母には嘘がバレている。
「最近元気が無いから学校へ相談に行ったら、空手の練習をサボっていると言われた」
それを聞いた僕は逆切れ、
「何でわざわざ学校へ行くねん、過保護やんけ!」
母をこづいたところで目が覚める。
しばらく夢と現実の区別がつかず、おかんへの怒りが収まらない。

【夢】僕は道なき山道を茨をかき分け山奥の村へ急ぐ。

それは政府関係者と震災の災害状況を視察するためで、与謝野大臣が隣に歩いている。
僕の政権批判を黙って聞いている。
がけ崩れで逃げ道を失った村は孤立している。
何が必要か村人に聞き取り調査をする。
帰りは、時間がないので村にヘリコプターを呼びふもとへ飛んで移動。
急いでヘリコプターを発進させたせいか、何故か僕の足元の床がない。
風で飛ばされて落ちないよう僕はずっと椅子にしがみついている。
ヘリコプターは僕を地元の災害対策本部に降ろし、政府関係者をピストン輸送するため、また村へ戻る。
災害対策本部でしばらく、近所のおっちゃんの指示で材木や板などを運んでいる。
あらかた仕事が終わり、手持ち無沙汰になった僕はスーパーマリオをしながら時間を過ごす。
僕は工事関係者と四人、夜も寝ずに交代で遊んでいる。
僕とマリオか区別が付かなくなり、いつの間にか僕は工事現場の土管の中を上り、天上に浮かぶコインを、空飛ぶ雲に乗ってたくさん手に入れる。
唐突に敵に触れ、僕は死ぬ。
地面に向かって真っ逆さまに落ちていく。

【夢】僕は戦場で戦っている。

映画『地獄の黙示録』のように「ワルキューレの騎行」が大音響で流れている。
「ワルキューレ」で銃声や爆音がかき消され、現実感がないまま僕は戦争に参加している。
唐突に音楽が止まり、周囲を見回すと隊は全滅して僕一人。
静寂に包まれた戦場で敵襲の恐怖に僕はおびえる。
砂漠の隆起と空の境界線に人影を見た気がする。
胸の携帯が鳴り響き、手に取ると編集者からの電話。
僕にずっと連絡取れなくて困っているとのこと。
携帯を見るとなるほど着信やメールがたくさん入っている。
樹脂(FEP)で型どりした何かを作る取材らしい。
FEPという言葉がずっと頭の中で反響している。
いつの間にか場所は学校に移り、教室の自分の席へ向かう途中で、クラスメイトである編集者の席に立ち寄り、メールを確認した旨を伝える。

【夢】僕は実家の近所の鬱蒼とした森を歩いている。

実際には存在しない架空の森。
森の中に廃墟然とした館が建っている。
戦前に起こった猟奇殺人事件の影響で誰も住まなくなったのだ。
立ち止まって見ていると、自分が以前ここに住んでいたような記憶が蘇ってきて、冤罪でその犯人にされてしまうことを恐れ、その場から走って逃げる。
雪が積もっているのか地面が白い森を急いで通り抜ける。
気がつくと、最近完成した高槻駅前の高層ビルの下にいる。
母がクジを当てて一七階の住居に住めることになったのだ。
エレベーターで居住スペースへ上がる。
便意を催したので、一六階でいったん降り職員室の隣にあるトイレに入る。
いつの間にか高層ビルが学校になっている。
トイレ個室の隙間から仮眠をとっている友達が見える。
用を足していると、先生に声をかけられ文化祭のミュージカルに出ることを命じられる。
宝塚歌劇団のような派手なメイクをばっちり終わらせ、僕は舞台に立つ。
僕は主人公、舞台で冤罪で犯人にされてしまった役を演じさせられている。
夢前半の館の猟奇殺人事件とリンクしているようだ。
横に並んだ他の華のある俳優(クラスメイト)と比べ、主人公の自分は背が低いので恥ずかしい。
相手役のヒロインはヒールを履いた身長差二〇センチの藤原紀香。
ブロードウェーのような英語ミュージカルなので、僕はたどたどしくしか話せない。
言葉足らずでなかなか意図が伝わらず、舞台が進んでいくうちに僕が本当の犯人であるかのように観客も演者も思い込み出す。
仕方なく僕は言葉でなくイメージで、真の犯人が誰かを伝えるメッセージを劇中に挿入する。
僕は大道具のマンモスの牙のようなものを二本運んでくる。
真っ赤な舞台の床から二本の牙を突き刺す。
それは、真の犯人は猟奇殺人事件の館に住んでいた大金持ちと死体を隠す作業を手伝ったメイドのカップルという意味を込めた強烈なメッセージなのだ。
(夢の中でしか根拠のないイメージ)
しかし時すでに遅く、舞台の上で僕は犯人になっている。
冤罪にも関わらず、僕は自分が過去に犯した罪の重さにおののき始める。

【夢】実家の一室に小さな演芸場がある。

定期的にお笑い芸人を集めたコントライブが開かれている。
終演後、出演者と観客とで親睦会が催される。
リットン調査団の水野さんとライブの後に話すことができ、僕は嬉しい。
水野さんのために、僕は取っておきの道具を出してくる。
メジャー型のそれを僕は手に持ち、収納されている帯を水野さんに下へと引っ張ってもらう。
ケースを持つ僕と水野さんの二人はふわりと空に浮かんで飛んでいく。
メジャー型空中浮遊道具だ。
帯の引っ張る方向で飛ぶ方向を決めることができる。
高槻駅北にある天神山を越えしばらく飛び、田んぼの中に降り立つ。
その後二人で街を歩いていると、僕は水野さんの髪の薄さが気になってくる。
僕はよかれと思い、ケント紙に髪を描いてテープで後ろから貼り付ける。
水野さんは、
「ちょっとこれ、左右のバランスがおかしいんちゃうかな」
鏡を見て気にしている。
そこへ水野さんの仲間っぽい、サングラスをかけた髪の多い人(誰かわからない)が合流する。
三人で歩いていると、さらにリットン調査団の水野さんの相方、藤原さんが合流する。
商店街を四人並んで歩いている。

【夢】深夜、東京駅にてどこへ行こうか僕は迷っている。

ヤリマンっぽい女の子が話しかけてくる。
彼女の雰囲気は女優の内田慈さんのようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/内田慈
その子の助言によって夜行列車(鈍行大垣行き)に乗車しようとプラットホームへ向かう。
自由席車両の前はとてつもなく長い行列で乗ることができない。
途方にくれて駅階段を昇り降りしていると大学時代の友達山宮と偶然会う。
朝まで近所の店で山宮と鍋を食べながら過ごしている。
途中、トイレへ行くとさっき親切にしてくれた女の子が他の男性と腕を組んでいるのを見る。
僕は思わず隠れる。
彼女は困っている人に自分の出来る限りのことをする底抜けのお人好しで、その男性は身体を求めていたから断りきれなかったのだろう、と僕は扉の隙間から彼女を見ながら考えている。
隠れた場所は建て直す前の古い僕の実家の物置で、僕が昔描いた絵とともに彼女が描いたつたない絵を発見する。
その女の子は美大を目指していて、何回も受験に失敗していて三〇近くになってまだ絵の道を諦めていなかったのだ。
僕は美大に合格していたが、身代わりになって彼女が受験に失敗していたことを知る。
罪悪感と下心で彼女に絵を教えようと決意する。
彼女が一人になったとき腕を引っ張り、液状化現象で沈みつつある地下シェルターの中に連れていき、
「ここは安心だから」
と絵を広げながら紳士的に話をする。
家の周囲は僕の追っ手だらけで、家は火をつけられ燃えている。
しかしシェルターの中は換気扇が付いていて比較的涼しい。

【夢】花粉症の薬の副作用か、夢の細部が朦朧としている。

夕方、のど飴を買おうとして芥川商店街(実家の最寄り高槻駅前、夢の中では子供の頃と同じ古いアーケード)をさまよっているが、なかなか買うことができない。
夜になって姉と高槻駅前で待ち合わせる。
歩いて自宅へ向かう途中、今日は大学の卒業式であり、夜から学年全部で集まり打ち上げをする予定があったことを思い出す。
いつの間にか京都を歩いている。
「青椒肉絲(チンジャオロースー)」という中華料理屋の会場を目指し歩いている。
(実際は、そんな名前の中華料理屋の存在を僕は知らない)
北に向かって坂を降り、踏切を越え歩いて行く。
歩きながら頭の中で、何故かゆでたまご先生にキン肉マンの凄さを褒めている。
「七人の悪魔超人編でミート君の身体がバラバラになるところはすごいですね!」
頭の中で超人ブラックホールのことを考えたとき、ちょうど踏切の上だった。
神社の境内のようなところで振り返る。
中華料理屋らしき看板が見えるがぼやけて会場かどうか確信が持てない。
看板の字が読めない。
店に入ると入り口右手に大学で知っている顔が十数人座っているので近づいて話しかけようとするが、直前で別の集まりのような気がしてくる。
彼らの椅子とガラスの壁の隙間を
「ごめんなさい」
と言いながら通り抜ける。
少し離れたところに移動してから、いきなり郷愁的な気持ちになる。
卒業してからもう二度と会うことがなかったのだからちゃんと話しかければよかった……

【夢】社会科の授業中、僕は眠気に耐え切れなくなる。

教室を抜けだし、ロッカールームで横になって眠る。
そのロッカールームの床の上でまた夢を見ている。
校舎を移動中に階段を登っているが眠気で気を失いそうになり、スローモーションで後ろ向きに落ちていく……そんな夢。
頭をぶつける直前に後ろにいる誰かがとっさに支えてくれる。
しかし眠気に耐え切れず、誰かが後ろから支えてくれたまま、ずるずると階段にひれ伏したまま眠ってしまう。
そこでもまた夢を見ていて……

夢の中の夢、のび太のようだと目覚めてから思う。

【夢】僕は映画監督を目指してハリウッドに来ている。

ちなみに昨夜見た映画は『ハリウッド監督学入門』だ。どんだけ影響受けやすいんだ。
夢破れて日本へ帰る人たちの話を聞きながら、海岸沿いの崖をカーブしながら港まで続く道を歩いている。
隣を歩いている、ライターでイラストレーターで漫画家の器用貧乏村田らむ氏が野犬をつかまえて交尾しようとする。
周囲の人はそれを止めようとしない。
ハリウッドのセレブの間で変態セックスが大流行、犬とのセックスは珍しくないとのこと。
僕一人が抗議している。
「ちょっと! それオスですかメスですか?」
オスなら大便が性器に付着するので衛生的によくないと僕は考えている。
結局、オスかメスかはあやふやなままで場面がゆるやかに変わっていく。
港近くで、小さな木の箱に薄い板を縦に指し八つに区分け、それぞれの小部屋に餅を入れ砂糖醤油の葛餡をかけたお菓子が流行っている。
僕は砂糖醤油の葛餡が漆だということを見抜いている。
西に向かって歩いているうちに、僕の母校の高校の下にある小学校の校庭を歩いている。
勝手に入って怒られないか不安になっていると、校門が開いていているので慌てて外へ出る。

【夢】実家の引越し。

池袋から歩いて五分、ほどよく田舎で裏には林が広がり。
三階建てでそれなりに広いが木造中古。
母の部屋は小さくて可愛く、僕の部屋は三階でままずまずの広さ。
ところが母から、姉が三階に引っ越してくるという話を切り出される。
姉が結婚、夫と引っ越してくるので二部屋必要、僕は部屋を追い出されるとのこと。
姉の夫が江口洋介だということを聞き、そんなのは絶対に騙されているからすぐ別れるし二部屋も必要じゃない、と僕は親に訴える。
(現実の姉は、僕が二〇歳のとき結婚している)
いつの間にか、都内に引っ越す予定である弟の不動産物件探しに僕は付き合っている。
弟が泊まる予定のホテルは、新宿駅近くの古いビルの物件で一部屋一〇畳、畳の上に絨毯をのせ、しばらく住居兼仕事部屋に使うつもりらしい。
「都内がいいなら池袋駅に近い自宅の方がいい。引っ越す意味が分からない」
やんわりとやめたほうがいいと伝え、弟を自宅に連れていく。
弟も僕の家の都内へのアクセスの良さに感心していたが、
「夏は涼しそうだけど、冬は寒そう」
と指摘。
僕はケチをつけられた気持ちになりかなり不機嫌になる。
おかんが上京するというので駅まで迎えに行く。
(いつのまにか新しい家が僕の今の自宅になっている)
弟はバイクで先に、僕は自転車で後を追いかける。
田舎道を周りを見回し、近所の地図を作りながら駅へ向かう。
途中、パチンコ屋で僕は自転車を盗まれる。
人ごみの間を猛スピードで逃げていく自転車に乗った男に向かい、
「そこの灰色のジャージ!」
と叫んで追いかける。
角を曲がったところで通行人が自転車泥棒を捕まえてくれる。
「俺じゃねーよ!」
男はもがきながら叫ぶ。
「じゃあ一緒に警察行こう?」
僕がつかんだ手を男は振り払い、自転車で再び逃げ出す。
「おい! お前! 俺の自転車!」
自分の叫び声で目が覚める。

【夢】図書館の貸し出し期限が迫っている本を読んでいる。

短篇集のハードボイルドだ。
短編の中で、登場人物が崖を歩いている。
いつのまにか自分が登場人物になって崖を歩いている。
そこは僕が通っていた高校の裏山で、住宅街の上の崖を歩いている。
意識は、本(いつの間にか旅雑誌になっている)を部屋で読んでいる自分と、崖の上を歩いている自分を行ったり来たりしている。
旅雑誌をめくっていると、いつのまにか横にいたライターでイラストレーターで漫画家の器用貧乏村田らむさんが話しかけてくる。
「いつだったかな、松田さんの漫画のラストページの描きこみにひいたんですよ~」
僕は、それは編集の指示だと言い訳している。
村田さんと一緒に食べようと思って、姉に買ってきてもらった差し入れを開ける。
そこにはフライドポテトのMとハッシュポテト四個が入っている。
よりによって何でポテトばっかりなんや!とあきれかえる。

【夢】実家の近所、高槻の天神山にある高台の住宅地。

僕はホームページのカレンダーをパソコンで作成している。
作業をいったんパソコンに覚えさせるとボタン一発で変換できるが、かえってミスがないか不安になって僕は何度も繰り返し確認している。
「私も手伝えたらいいんだけど」
と、僕のオーバーワークを心配して母が言う。
百貨店に画材を買いに行く。
年配の女性店員が僕のメモの入った袋を拾ってくれる。
エスカレーター横で袋の中を確認するとシステム手帳のカレンダー、ミリペンが入っている。
(カレンダーから僕の日記、日記漫画へ発想が飛躍)
元担当編集者の内田さんが日記漫画を後ろから覗き込んで、
「松田さんも大変ですねえ」
と心配している。
一週間後、大学の文化祭に僕の漫画同人誌を出品、その中に日記漫画も収録している。
文化祭に大学のワンゲル部で同じだった長木君が訪ねてくる。
先週、元編集者の内田さんと会った話を長木君にすると、
「あいつも心に風邪をひいて弱い状態なんやな」
と心配している。
ちなみに二人には何の面識もない。
「また次回作楽しみにしているわ」
そんな話をしながら駅まで二人で歩いて行く。

【夢】僕は女性編集者(誰かはっきりしない)に連れられて歩いている。

見上げると垂直の断崖絶壁、その表面には崖崩れが起きないようにネットが張られている。
この崖を上から命綱無しで降りる取材だ。
崖の前を通る道を隔てて交番があり、警察が頻繁に巡回している。
女性編集いわく、以前に同じことをやろうとして警察に注意されたとのこと。
崖の上へ登ると、公園になっていて地元の人が散歩している。
夜、暗くなってから警察の目を盗んで取材を決行することに。
「崖は危ないから気をつけなよ」
たまたま通りかかった親切そうな警察官が僕らに声をかけてくる。
夜、崖を降りているつもりがいつのまにか夜行列車に乗っており、僕と女性編集は屋根の上にしがみついている。
さらに意識を車内に移すと、放射能を浴びた柿を配られていることが分かる。
意識が崖から逸れていることが女性編集にバレて
「これでやり過ごそうという考えですか」
と咎められる。

【夢】僕は自宅でドキュメンタリ番組を観ている。

途中から観ているのか体験しているのかはっきりしなくなる。
そのドキュメンタリ番組は、南半球にあるという緯度に沿った線状の亀裂について取り上げている。
亀裂の深さは人間の身長ぐらいで幅は数メートル、長さ数十メートルから数十キロ単位に及ぶ。
地球の磁気が影響し、地球上の様々な地面に穿って作られた自然の亀裂だ。
中を覗くとネギが自生している。
コモドオオトカゲがネギを食べて生活している。
不用意に近づくと危険だ。
意外と中は磁気の影響が及んでいないが、試しにネギを一本植えてみると見る見る大繁殖する。
何の力が作用しているかその正体はわからない。
乾いた地面から湧き水が溢れでている。
いつの間にか僕は沖縄の水族館を歩いているが、水槽で泳いでいる魚は、さっきの亀裂の中のネギやコモドオオトカゲと同じ理屈で成長させているらしい。
自分が何をしているかはっきりしないが、状況だけがナレーションで説明されている。

【夢】フランス人のアシスタントと歩いている。

彼女は二年前雇っていた実在の人物だ。
仕事場からしばらく歩くと坂になっていて、その下に移民の街が広がっている。
彼女の家もそこにあって家族と一緒に住んでいるらしい。
移民たちの通う教会でクリスマス会らしきものが開催されている。
僕も参加するため練習しているが、なかなか台詞を覚えることができない。
このまま本番になったらどうしよう……不安でいっぱいになっている。
大きなカンニングペーパーを丸めて用意するが、その不正が皆にバレそうで怖い。

【夢】僕は知らない八百屋で野菜を買っている。

ちぢみほうれん草がないかと尋ねると、店のおばさんがブロッコリを持ってくる。
最初は疑問に思ったが、しばらく経つと自分の手に持っているものがブロッコリからちぢみほうれん草に変わっていたので納得する。
買った食材をどんどんリュックに入れていく。
登山用のリュックはパンパンに膨れ、中からパック詰めされた牛肉が飛び出す。
大学の漫画研究部の新入生歓迎会で使う食材なのだ。
新入生歓迎会を行うホテルへ移動、クレジットカードのポイントを使うとただで泊まることが出来るのでちょっとお得だ。
フロントで立っていると、後ろから明らかにヤクザとわかる男達がエレベーターに入っていく。
彼らは自分の隣の部屋に宿泊しているのだ。
ホテルの部屋に入ると、漫画研究部の新入生歓迎会が始まっている。
散らかった大学の部室のような光景だ。
新入生ですでに一人漫画家としてデビュー済みの人がいる。
友達の毛利いわく、彼が新人賞をとったのはもう二〇年近く前とのこと。
そういえば、大学時代に読んだジャンプ新人増刊で彼の受賞作を見たことがある!
懐かしく思う同時に、まだ漫画家として独り立ちしていないという彼を見て業界の厳しさを実感する。

食べている食事に意識を移すと、東北の放射能汚染が進んで食物が汚染されていることがわかる。
汚染を除去する方法を試してみる。
目をつぶりまぶたの上に牛乳を垂らす。
しばらくすると浸透圧の関係で汚染物質の大きな粒子がまぶたで濾過され、目の中が牛乳でいっぱいになる。
目の中にたまった牛乳を取り出して同じことを繰り返し牛乳をきれいにしていく。
皆、自分の席に座って上を向いてまぶたに牛乳を溜めている。
気が付くとそこは東北から移動中のバスで、外を見ると首都高速を移動中、空は白にかすかな橙色が混じり霞がかった夕暮れだ。
今までのことは全てハンディカムで撮影された映像だったことに僕は気づく。
カメラはゆっくりと視点を移動させ、夕暮れの空からビルのシルエット、窓ガラス、バス内の座席に座る人々へ、そして映像はなめらかに暗くなっていく。

【夢】僕はジェット機の客室で座っている。

燃料代の高騰でジェット機は低空飛行を余儀なくされている。
電車の高架橋をくぐり、電線と地面の間をぎりぎりで飛んでいる。
建築物にニアミスしそうで、僕はずっとひやひやしている。
操縦士の技術が高く、それなりに安心感のある飛行だということが次第にわかってくる。

【夢】僕は大学のワンゲル部員たちと近所の山を歩いている。

僕は近所の山に詳しいので、近道を教えたりいろいろなウンチク話をしている。
ここらへんの山小屋に友達が就職していることも皆に教える。
話は盛り上がり、意気投合、皆で山小屋へ遊びにいくことになる。
ところが僕は何か嘘をついているらしく、山小屋の友達とワンゲル部員が会うことを恐れている。
山道から車道に降りる。
田園地帯をしばらく歩くとトンネルに入る。
後ろからトラックが走ってくる。
僕は車に隠れるようにしてトンネルから素早く出て斜面を駆け上がり、出口の上の茂みに姿を隠している。
皆は気づかず、トンネルから出て車道を先へ歩いていく。
僕は両親と合流する。
市内の山間部にモデルハウスが並ぶ新しい宅地が出来ている。
モデルハウスの一つ、純和風造りの家に入る。
リラックスできる雰囲気で、布団が敷いてある。
母は泊まりたがっている。
ここに住むのはいいのだが駅から遠すぎるのではないか、と僕は心配している。
モデルハウスの並ぶ道を歩いていくと広場があり、駅に向かって僕らが乗るはずのバスが走っていく。
一瞬焦るが、よく考えると両親と僕は車があるので心配しなくてもいいことに気づく。

【夢】僕は帰宅するため、プラットホームに入ってきた電車に慌てて飛び乗る。

電車のスピードが遅いことで各駅停車に乗ってしまったことに気づく。
時計を見ると二二時過ぎ、電車は千葉から総武線を西へ向かっている。
念のため携帯で終電検索をすると案の定東京駅付近で終電が終わり、今夜は帰宅できない。
それならいっそ、自宅へ帰らずに東北を目指そうかと考える。
幸いカバンの中には勉強道具が入っている。
英語のノルマも果たせそうだ。
(僕は高校三年で大学受験の勉強をしている)

スケジュール帳を開くと現在夏休みの八月、今日は日曜日、二日かけて東北に到着しても一二日の金曜日まで四日滞在することができる。
意識を日本海側の東北へ向けると、新潟の田舎道を曇り空の下を海に向かって僕が歩いているイメージが浮かぶ。
そうと決めると下車、乗り換えのため駅から駅へ歩いて移動する。
「デビッド・リンチ監督が新作映画を作っているが、先のストーリーを考えず、即興的に家で撮影しているらしい」
iPodのイヤホンから録音したラジオ番組のDJが喋っている声が聞こえる。
いつの間にか大阪の御堂筋通り、曇り空の下、高層ビルの足元を歩いている。

【夢】高校の卒業式に出席している。

僕はずっとその風景を撮影している。
クラスでお別れ会をすることになり、僕は演出を任されている。
大喜利をすることになり、面白い答えを出さなかった友達に、
「このビデオは一生の思い出になるからいまの一瞬一秒を大切にして、もっと面白い答えを考えて!」
と何度もダメ出しをしてやり直させる。

【夢】僕は山を登る取材をしている。

メンバーはナイナイの岡村さんと編集(誰か特定の人ではない)と僕の三人。
急角度の岩だらけの川をよじ登る。
岡村さんに滅多なことを言うと精神的に不安定になるかもしれないのでどういう話をしたらいいのか悩む。
暗くなってようやく山頂の寺にたどり着く。
「そういう施設でないので本当は泊まらせたくないが、頼まれたら断れない」
と受付の人が言うが、頼み込んで泊めてもらう。
泊まらせたくないと言った割には夕食の精進料理は美味しい。
暗い寺の一室、木の床の上に川の字になって眠る。

早朝、寺を出て下山する。
夕方になって駅に到着、切符を買うと東京まで一四〇〇円。

記憶が飛んでまた別の日、取材に出ている。
その日は僕が車を運転している。
慣れないため、何回も僕の車が車線を逆走している。
車を反転させるため、交差点で道を曲がり南へまっすぐ走っていく。
道は鉄橋へと至り、河川敷の向こう岸の橋を降りたところに下山したとき到着した駅があり、位置関係がわかる。