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【日記】2008年08月31日(日)

夜を徹してエド・はるみさんを追いかけている。
明け方いったん帰宅。
自転車を運んできて編集者S原氏と別れ、一人でエド・はるみさんを追いかけ続ける。

「頑張って~!」
沿道の人たちが大声援でエド・はるみさんを応援している。
時折ワンセグ携帯でテレビを見ると、難病の子供のドキュメンタリーがいろんなバリエーションで繰り返し放送されている。

ぼんやりいろんなことを考えながら自転車で何十キロも,僕はエド・はるみさんを追いかけ続ける。
エド・はるみさんが走ることは「愛は地球を救う」ためではなく自分の芸能活動のキャリアアップにつながるからじゃないか。
自分のためにエド・はるみさんが走ることを、どうしてみんなが応援するんだろうか。
なんで感動出来るんだろう。
この番組の内容と、視聴者が募金することに、僕は因果関係が全く見いだせない。
日本テレビが、年収がどう考えてもそれより少ない平均視聴者から義援金を募るという構図もよくわからない。
三億六千万の寄付金が集まったというが、日本テレビの年間売り上げは二六〇〇億。
寄付金を全部会わせても一日の売り上げにも満たない。
日本テレビのこの日分の収入の売り上げを献上するならともかく、いろんな寄付にまつわることを負担しました程度で、「愛は地球を救う」のキャッチコピーの厚顔無恥さはすごい。
アホだけどお人好しで貧乏な視聴者が狡猾な金持ちの日本テレビに騙され喜んでなけなしのお金をさしだしているように、僕には見える。
都内に入ると、稲妻、雷鳴、土砂降りの雨。
2ちゃんねらーや沿道の人たち、追いかけるも数がどんどん減って行く。
皇居付近では僕ひとりがエド・はるみさんの後ろを自転車で走っていた。

びしょ濡れで帰宅。
頭がいたいので熱を測ると微熱。
朦朧とした意識のまま布団に潜り込む。

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