備忘ログ」カテゴリーアーカイブ

あんなことこんなこと、本や映画や夢や食べ物のことなど、様々な日々の出来事を記ログしています。
数年前から物忘れがひどくなってきて、何でもかんでもメモしないと不安になってきました。
ここは僕の第二の大脳皮質、記憶を司る場所です。

【本】『半神』萩尾望都

表題作『半神』が興味深い。タイトルが内容とマッチしているとは思わないが、ありえない前提からふくらませた問題を掘り下げてしまう萩尾氏の手腕にほとほと感心してしまう。
自分の身の回りのことに一般化するとどういうことを指しているのかイメージすることすら難しい。

【本】『超発明』真鍋博

なんと抑制的な筆致。人の手で描かれていないような無機質さ。三次元的な表現が見うけられず、氏のイラストに描かれている全てが二次元世界の住人。タッチをつけないよう製図ペンを使って描いているのだろうか、気になって調べたが画材は不明。現代でも氏が健在ならCGで描画しているのだろうか。かえって印刷に出るかで出ないかの微妙なアナログ感を大切にするような気もするし、よくわからない。
この懐かしい未来感が、「バラ色の未来」感が一回転して消え失せた昨今、妙に新鮮。

【日記】14年05月06日 体重62.9kg

五時起床。
機嫌の悪い空。
昨日飲んだアレルギー薬の副作用で、寝起きが悪い。
早起きしたのに頭が動かず真っ暗な仕事部屋で椅子に深く身を埋めてまどろんでいる。
朝食、カニ雑炊、シソとサーモンとアボカドとソーセージとトマトとレタスのサラダ。
朝、ネームを一本仕上げた後、プロットを練っている。
昼食、かけうどん、トマトと鶏モモ唐揚げ。
プロットに関連して読書。

こんな本を読んだ!
『藤子・F・不二雄の発想術 』ドラえもんルーム
『藤子不二雄SF全短篇 (第2巻) 「みどりの守り神』藤子不二雄
『性本能と水爆戦』道満晴明
『続・性本能と水爆戦』道満晴明
『最後の性本能と水爆戦 』道満晴明
【本】『地底国の怪人』手塚治虫
『半神』萩尾望都
『超発明』真鍋博

夕食、玉ネギとサーモンのマリネ、甘辛砂肝、トマトと唐揚げとレタスのサラダ、ゴマネギ豆腐。

DVDで、こんな映画を観た!
『第三の男』

二二時過ぎ寝室で寝そべり本を読んでいるうち眠くなってくる。

【食】14年05月07日

朝食、玉ネギとサーモンのマリネのせトマトとレタスのサラダ、甘辛砂肝、肉団子。
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昼食、甘辛砂肝、豆腐、玉ネギとサーモンのマリネのせトマトとソーセージとレタスのサラダ。
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夕食、白ネギとブリのアラの煮つけ、トマトとソーセージとレタスのサラダ。
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【本】『ジャングルタロ』手塚治虫

水爆実験から始まる冒頭。ウラン鉱石を持ち帰り死ぬ運命の悪役。死の影がちらほら見えるが基調は明るい動物漫画。
あとがきにて、手塚氏は核実験の恐怖を政治色抜きで娯楽作として描きたかったことたらしい。志が高過ぎる! しかし人気重視の少年誌にはそういうテーマは伝わらず、剣豪漫画や月光仮面のブームに押され尻つぼみにおわったとのこと。月光仮面て! 手塚氏の輝かしい活躍の歴史の裏にはこういう試行錯誤や競争があったということを実感。

【本】★『お片づけセラピー〜ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法』桜井 公子 袋居 司

僕はADHDなので(医者の正式な認定済み)、片付けやスケジュール管理がとても苦手。
何とか改善したく思い、いろんな片付け本を読んで実行している。
その甲斐あってか少しずつマシになっていると自分が思っているが、それでもカバーできない領域があって、それは一般の人ではないADHDに由来する部分……それを補うためにADHDのためと銘打ったこの本を入手する。
今まで読んだ片付け関係の本で取りこぼしていた(この本で初めて目にする)コツをメモ。

ちなみにこの本のADHDチェックリストの四〇個中、三六個に僕は該当している!

メモ:
●ハサミとゴミ袋は部屋ごとに常備。

●ノリが良くても徹夜の片付けはしない。

●大事なものだけをいれる引き出し(箱)を作る。

●すぐに出かけられるよう荷物の「最低限セット」を作る。

●玄関に確認事項を書いた大きな紙を貼る。

●メールのレスが遅いことを周囲に予め伝えておく、その都度詫びる。

●メールや礼状、年賀状は凝るより、「早さ」と「出すこと」が勝負。

【本】★★『机の上はいらないモノが95%―世界一シンプルな整理法』 リズ・ダベンポート

筆者の前作『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』の理屈部分を省きポイントだけ抜粋したもの。前作もじゅうぶん勉強になったが、情報が多すぎて埋もれてしまった方法にすぐアクセスできるため、検索用として良書。

メモ:
●ラベルのないトレーは厳禁:そんなことをすると無制限に放り込んでしまう。

●手が届くところにあるものは、「毎日使うモノ」だけ。
 └毎日使うモノは、目の前のすぐ届くところに置く。
 └一週間に一度使うモノは引き出しに入れておく。
 └一ヶ月に一度程度しか使わないモノは、部屋においておく必要はあるが、机周りに置かない。
 └一ヶ月に一度以下の頻度のモノは部屋の外へ。

●どんなに記憶力のある人でも一度に覚えられる用件は七つだけ。→一日にこなせるタスクは七つまで。

●ペンディングトレーに入れるとき、この順番で。
 1:スケジュール帳にメモをする(期限日に)。
 2:トレーに入れる。

●スケジュールは逆算してつくる……僕の場合は余裕持って一日早めに設定するのがいいかも。

●一時間以上かかることはスケジュール帳に組み込む。

●クロージング
 1:スケジュール帳をチェック。
 2:机の片付け。
 3:次の日の計画を立てる。(→一日にこなせるタスクは七つまで)

●システムを半年に一度チェック。

【映画】『シャニダールの花』

先日『狂い咲きサンダーロード』で石井岳龍監督作品を鑑賞したがよくわからなかったので、理解の一助のためこの最新映画を観る。
女性の胸のみ咲く花……恋をすると開き失恋するとしぼむ……女性器……生命を生み出すことができる力の象徴? 
所長や主人公が倫理に反する(と思われる)行動をしても物語上で明確な因果応報がないから、この世界で何が正しいことで何が悪い子とか明確なルールがわからない。ラストもわかるようでわからない。絵面で幻想的な雰囲気、破滅の美学的なことを伝えたかった? いろいろ推測するが、確信はない。
僕は今回初めて綾野剛を認識したのだけれどいつも眉間にシワ寄せている人なの? 黒木華以外の女性キャストが顔立ちの印象が似ていて区別がつかない。製作側の好み? 誰かが刈り上げにしたらもっとよかったのに。

余計わからなくなった。

【日記】14年05月07日 体重62.3kg

目覚ましを脱衣場に置くことを忘れ、枕元に置いて寝たら早速朝寝坊。
布団の中で目覚ましを握りしめたまま六時前に目覚める。
朝食、玉ネギとサーモンのマリネのせトマトとレタスのサラダ、甘辛砂肝、肉団子。

八時より公園を三八分ジョギング。
空は薄く緑がかった青。
春らしくて気持ちいい。
Genesisのアルバム「Nursery Cryme」を聴きながら走る。
どれも前奏は僕好みの格好良さなのだが、ボーカルが入ると急激にどうでもよくなる。
印象はそんな悪くないのに、何で今ひとつ入り込めないんだろう。

いろいろな文章打ち作業に手こずり、午後まで時間を潰してしまう。
もう少しスケジュールをちゃんと作っていればよかった……
昼食、甘辛砂肝、豆腐、玉ネギとサーモンのマリネのせトマトとソーセージとレタスのサラダ。
一四時半頃、外出。
大塚の図書館で資料を借り、池袋の世界堂で買い物。
ついでに公園前図書館へ行くと休館だった。
一七時前帰宅。
【食】夕食、白ネギとブリのアラの煮つけ、トマトとソーセージとレタスのサラダ。

こんな本を読んだ!
『ジャングルタロ』手塚治虫
『有尾人』手塚治虫
『お片づけセラピー〜ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法』桜井 公子 袋居 司
『机の上はいらないモノが95%―世界一シンプルな整理法』 リズ・ダベンポート

DVDで、こんな映画を観た!
『シャニダールの花』

寝室で読書していると眠くなってきて、二二時過ぎ就寝。

【食】14年05月08日

朝食、白ネギとブリのアラの煮つけ、チーズとアボカドとトマトとソーセージのサラダ。
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昼食、ソーセージと煮玉子とトマトとサラダ菜のサラダ、アボカドと漬けマグロ丼。
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夕食、鶏モモの甘辛炒め、トマトとサラダ菜のサラダ、白ネギとブリのアラ の煮つけ。
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【映画】『サイド・エフェクト』

ジュード・ロウがちょうどいい老け方をしていて好感が持てる。
何がよくて何が悪いのか作品世界の因果応報が僕の納得の範囲内で、なおかつちゃんとカタルシスもあった。僕の中でスティーヴン・ソダーバーグは(価値観が)グンニョリとしたものを作るイメージだったが、この作品に関しては素直に楽しむことができた。

【日記】14年05月08日 体重62.8kg

朝五時起床。
朝食、白ネギとブリのアラの煮つけ、チーズとアボカドとトマトとソーセージのサラダ。

七時一四分より公園を三六分ジョギング。
Genesisのアルバム「Foxtrot」を聴きながら走る。
昨日と同じく前奏は格好いいのに、ボーカルが入ると途端にテンションが下がる。
ロックであるボーカル部分とシンフォニックな前奏、間奏が分離しているように感じるから?
音楽に明るくないので自分の感覚を言語化することができない……

午前中は文章作業で終わる。
僕の時間の使い方の下手なことといったらない。
昼食、ソーセージと煮玉子とトマトとサラダ菜のサラダ、アボカドと漬けマグロ丼。
午後から仕事部屋を片付け始める。
集中できず何回も中断、結局午前いっぱい模様替えに時間を費やしてしまう。

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模様替え前

夕食、鶏モモの甘辛炒め、トマトとサラダ菜のサラダ、白ネギとブリのアラ の煮つけ
午後七時過ぎ、なんとか部屋の模様替えが一段落。
狭いスペースのものの入れ替えは、ファミコンディスクシステムのゲーム「涙の倉庫番スペシャル」みたいだった。

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模様替え後

DVDで、こんな映画を観た!
『サイド・エフェクト』

本を読みながらまどろんでいるうちにいつのまにか寝てしまう。
二三時頃就寝。

【本】『藤子不二雄SF全短篇 (第1巻) カンビュセスの籤』藤子不二雄

一九五〇〜六〇年頃アメリカで流行った小説ジャンル「奇妙な味」の漫画化を藤子・F・不二雄氏が試みたものと解釈。
価値観のズラシで、極端(あるいは象徴的)な状況を作って、主人公が目的を達成しようと努力するが、報われない/皮肉な結果に終わる、バリエーションが比較的多い。
「ミノタウルスの皿」は食の価値観のズラシ、「ウルトラスーパーデラックスマン」は正義という概念のズラシ……など。
どの価値観をどんな状況でズラすか、という部分がこの短篇集の核。F氏の独創性と職人的テクニックが起こした奇跡のような化学反応。

「ミノタウロスの皿」「カンビュセスの籤」「劇画・オバQ」「分岐点」「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」が個人的に好み。

【映画】『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

一五年ぶりに再鑑賞。ウィル・ハンティング君に彼女がいたことすら忘れていた。
この頃のベン・アフレックは印象が残らないタイプの男前。やさぐれ雰囲気の今のほうがよっぽど魅力的。
記憶力や数学的能力が高いことと、独創的な発想力は別だと思う。漫画家で言えば小畑健氏と手塚治虫ぐらい違う才能。ミュージシャンで言えば美空ひばり氏と桑田佳祐氏ぐらい違うことなのにごっちゃにされても……

タイトルの最後に「/旅立ち」をつけるセンスが死ぬほど嫌い。