備忘ログ」カテゴリーアーカイブ

あんなことこんなこと、本や映画や夢や食べ物のことなど、様々な日々の出来事を記ログしています。
数年前から物忘れがひどくなってきて、何でもかんでもメモしないと不安になってきました。
ここは僕の第二の大脳皮質、記憶を司る場所です。

【日記】15年05月08日(金) 体重60.5kg

片付けの合間にドラクエをしていると、いつの間にかドラクエの合間に片付けをするようになる。

また定刻に目覚めることができず九時起床。
髭剃りと歯磨きだけして九時半に自転車に乗って家を出る。
一〇時に大泉学園の歯医者に到着。
帰宅途中に業務スーパーで買い物。

ずっと部屋を片付けている。
夕方、近所の島忠ホームセンターに行き、家具収納のためラックのパーツを物色。
深夜まで整理を続けているが、物量が膨大すぎて永遠に終わる気がしない。

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【日記】15年05月09日(土) 体重60.7kg

ようやく部屋片付け終了、ということでドラクエをプレイ。

ジンマシンの発疹のかゆみで目覚める。
服を脱ぐと、無意識にかきむしった跡で全身傷だらけになっている。
アレルギー薬を飲んでまた布団に潜り込む。
一〇時起床するが壮絶な眠気、目を覚ますため外食をしよう……ということでマクドで朝食。
マクドから出た後は公園前図書館へ向かい、本の貸出返却。
白く濁りはっきりしない空模様。
夕方頃、自室とクローゼットの片づけをようやく終了。
(しかしリビングや寝室や台所は散らかったまま)
夜から、明日の読書会の課題図書である夏目漱石『行人』を読み始める。
文章は読みやすいにも関わらず内容が難しくページをめくる手がなかなか動かない。
途中で中断して二三時就寝。

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【本】夏目漱石『行人』

描かれている出来事のレベルで言えば、電話や鉄道、車……現代と基本的には変わらない。
しかし変わらないところが多いとよけい現代との微差が気になる。

主人公の兄が悩んでいることが現代的……おそらく現代なら考えても仕方のないことだと一笑に付されるようなことを真剣に悩んでいる。
(結婚した相手が本当に自分を愛しているのか?)
逆にそれまで(鎖国時代以前)の日本的価値観でもそれはそういうものだと割り切っていたのではないか。
兄は、急激な西洋文化の流入とそれまでの日本的価値観の対立の犠牲者?

僕が今たまたま平行して読んでいる宮部みゆき氏(現代の大衆文学)と違い、実は主人公がどう考えているのかという完全な答えは最後まで明示されない。
主人公を誘うような素振りを見せた兄嫁、それは主人公の自意識過剰だったのか、本当に誘っていたのか。

ニーチェやテレパシーの概念のような物を扱っている。
ギリギリ江戸時代生まれの人が、明治時代の末期に書いた小説に最先端の(同時代の)言葉が出ていることに驚き。
当時は時事ネタを取り入れた流行作家、現代で例えば伊坂幸太郎みたいな感じだったのだろうか。

【日記】15年05月10日(日) 体重61.5kg

エンタメばかり読んでいると、文章の奥にある意図を読み解く能力は上がらないことを実感。

五時起床。
朝食後、粘り気の強い眠気に負け、布団に潜り込みまた二度寝してしまう。
九時ふたたび起床、昨日の続きで夏目漱石『行人』を読み始める。
ギリギリの時刻までかかってようやく読了、読み返して吟味する余裕はない。
一三時半に慌てて家を出て電車に飛び乗る。
電車の中でも読み返しているがなかなかに難しい。

一五時に四谷の喫茶店で文学の読書会。
若者から中高年までの男女が集まって感想を言い合う。
いろんな人の話を聞かないと多様な捉え方を知ることができないと実感。
本をそれなりに読んできたつもりだが、自分の文学的素養の浅さに愕然とするばかり。

一七時前に読書会が終わり三鷹のクロッキー会に向かう。
間に合うつもりで時間を組んでいたのに、人身事故があったため中央線が止まり動かない。
総武線の各駅停車に乗り換え、地を這うようにノロノロ移動。
当然ながら遅刻。
出鼻をくじかれ、クロッキーする手がうまく動かない。
二〇時より懇親会、思っていることがうまく話せないもどかしさに身を焦がす思い。
二二時会場を出て二三時帰宅。
今日の出来事に興奮して寝付けず、午前一時就寝。

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【本】池谷裕二『受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法』

最初のハードル、実践するかどうかという説得力を脳科学で担保しているので突破しやすそうだ。
受験だけでなく、仕事や個人的に学びたいことでも役に立つだろう。
人生の折り返し地点に辿り着いたが、コップ半分しか入っていなくてもあと半分と思わず、その半分を最大限活かす気概を見せてやろうと思う。

(メモ)

●記憶の正体は「新たな神経回路の形成
赤色は気持ちをひるませる。
(食欲を昂進する)

●海馬が進化的に未完成……記憶するという行為は新しいことだから進化に組み込まれていない。

記憶するためには海馬をだまさなければならない。

●記憶の干渉……古い記憶と新しい記憶が影響を与え合う(似ている記憶を統合してしまう)

●復習すれば忘れる早さが遅くなる……脳が生存のために重要とみなす
海馬が取捨選択する

●潜在的な記憶期間は一ヶ月…大事な記憶は一ヶ月以内に復習する

翌日に一回目
その一週間後に二回目
二回目の復習から二週間後に三回目
三回目の復習から一ヶ月後に四回目

●参考書は一冊復習を繰り返すだけでじゅうぶん
出力をしなければ記憶を重要とみなさない

参考書より問題集を繰り返すほうが重要

●長期増強LTPを活性化する方法
扁桃体(感情を司る部位)を刺激…エピソード記憶を使う
(LTPはストレスに弱い)

飢餓状態になるとグレリンというホルモンが胃から放出、海馬へLTPを起こりやすくする。
歩く→シータ波
部屋を寒くする→シータ波

●寝る直前は記憶のゴールデン・アワー(勉強にはベスト)

●その道を極めるためには、
大局をつかんで、それを細かくいくつかに切って、細かく刻む。

●恋愛すると頭は悪くなる。
(他の選択を考えさせなくするため)

●学習は「べき乗則の効果」
勉強量と成績の関係は幾何級数の急カーブで成長する
勉強を続けている(努力の継続)と霧が晴れ渡るように見えてくる瞬間がある。

ユリイカ!(ある種の悟りに似た境地)

【本】高橋和夫『イスラム国の野望』

放送大学の高橋先生の授業はここ数年繰り返し観ている。
大学講義らしくないエンタメ要素があるうえ専門家ならではの通り一遍でない見方も入り、考えされることが多い。
最近、ISIL(イスラム国)の日本人人質事件絡みでテレビに出演されることが多くなったが、この書籍はその直前に書かれた本。
だがほぼ最新のISILについての情報が書かれている。

イスラム教が指導者をルックスで決めるケースが多く、アルカイダもやISILもそうだということを知り驚く。
血筋とかルックスとか運命論じゃないか……と思いさらにイスラム教について調べてみると、奴隷から君主になった者(しかも女性)も存在していたり、それ以外の要素も複雑に絡んでいることがわかる。

日本では一部の過激派の印象で危険な宗教と捉えられることも多いが、それは信じている人の解釈の問題。
貧しかったり資源が集中していたりと地政学的に複雑な場所で現在信じている人が多いからそう見えるだけ。
人類の歴史の大きなスパンで見るとキリスト教、ユダヤ教、仏教など他の宗教(あるいは共産党などの政治思想)と変わらない。
むしろ沈滞していた中世のキリスト教文化圏より、はるかに進んでいたのは当時のイスラム圏だった。

国力が、人口と陸軍力と経済力で決まるなら、これから数十年で世界の国力分布は大きく変わるだろう。
大きな力を持ちつつあるイスラム教圏で、現在進行中「アラブの春」の段階のひとつであるISILがどうなるのか、ますます目が離せない。

【日記】15年05月11日(月) 体重61.2kg

服を脱ぐと全身が醜い発疹に覆われ、まるでサナギマン。

早朝、凄まじいかゆみで目を覚ます。
かってなくひどい症状のジンマシンに気も狂いそう、アレルギー薬を飲み二度寝。
九時起床、睡眠不足と薬の副作用で朦朧として仕事部屋で無気力にネットを見ている。
朝食を食べようと冷蔵庫を開けると、何も入っていないので仕方なしに業務用スーパーで買物。

一四時一二分より公園を三一分ジョギング。
曇り空ただし気温は高い。
Los Canariosのアルバム『Ciclos』を聴きながら走る。
このアルバムはヴィヴァルディ「四季」をロックにアレンジしたものだが、「四季」の旋律は見え隠れするもののあまりにLos Canariosの個性が強過ぎて四季感を感じることができない。
Los Canariosというバンドを楽しむぶんにはじゅうぶん過ぎる以上だが。

二二時、寝室で布団に潜りドラクエをプレイしていると、やめるタイミングが見つけられず二時過ぎまで起きている。

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【日記】15年05月12日(火) 体重61.0kg

自分の好きなことを納得するまでやらないと、納得がいかない。

八時起床。
午前中は仕事部屋片付けの残った細かい部分(コードやケーブルの整理)など。
午後からイラストのラフ作成、確認してもらうため担当へ送ってから外出。

家を出ると不穏な空模様。
一九時半から新宿三丁目のライブハウスで落語会。
『三四楼&はらしょうミラクル落語』
(先日のSFセミナーで知り合った)立川三四楼氏と、三遊亭はらしょう氏の落語プラスフリートーク。
刺激を受け自分に翻っていろいろなことを考える。
二一時半、会場を出ると台風の影響ですさまじい暴風雨。
最寄りの駅から出ると、折り畳み傘を広げると風で今にも折れそうに変形、道は洪水のように靴の高さの水位プラス路面から跳ね返る雨で腰から下半身びしょ濡れ、外を数分歩いただけで大変な有り様だ。

そんなこんなで寝室でドラクエをプレイしているとやっぱり眠れなくなり二時過ぎまで起きている。

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【日記】15年05月13日(水) 体重61.1kg

映画を観てこれだけ意味がわからないことははじめて。
いつも映画を観ながらメモをしているのだが、数行書いてあとは何が起こっているのかメモすらできずただ画面を眺めているだけ。

九時起床、今日も定刻通り起床できず
一三時半に外出、都内は二五度超え、新宿を歩いていると汗ばむ。

一五時一五分から角川シネマ新宿にて映画鑑賞。
映画『神々のたそがれ』(原作 ストルガツキー兄弟『神様はつらい』)
疲労困憊して映画館を出るともう一八時半、夜になっている。
世界堂とビックカメラで買い物して帰宅。

外でさんざんドラクエをプレイしたので今日は大人しく二三時半就寝。
腕に軽いを感じて目を覚ますとジンマシンの兆候である小さな発疹が出ている。
アレルギー薬をしてまた布団に潜る。

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【日記】15年05月14日(木) 体重60.9kg

アレルギー薬によって人間性が失われていく。

定刻に起きることができず八時起床。
アレルギー薬の副作用で朦朧としている頭をカフェインでシャキッとさせ、仕事部屋で原稿作業。
正午までに完成させ、担当編集にメールで脱稿。

一五時五六分より公園を三一分ジョギング。
不穏な空模様、僕の眼のようにどんより濁っている。
濁った空の下を走っていると、自分が見つめる内面世界を自分自身が走っているかのようだ。
Magmaアルバム「Mekanik Destruktiw Kommandoh」を聴きながら走る。
壮大なスケール、このバンドは好きだ。
ヴェルディ《レクイエム》「怒りの日」のようだ。
世界の終わりを告げる者達の凄まじい合唱。

この日も定刻に眠るつもりが、うっかりドラクエをプレイして眠れず二時就寝。

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【日記】15年05月15日(金) 体重60.8kg

ドラクエは麻薬。

八時半起床。
ドラクエをプレイしているせいで一日のリズムが崩れていく。
ニコチン・薬物・アルコール中毒患者を僕は笑えない。
ドラクエが悪いんじゃない、僕の弱い心が悪いんだ。
今日から外出時以外はプレイしてはいけないと自分にドラクエ禁止令。
自転車で外出して一一時半から歯医者、帰宅途中に市場で買物。

一五時一九分より公園を三一分ジョギング。
下校時刻、夏服の女子高生が沢山歩いている。
もうすっかり初夏。
Magmaアルバム『Attahk』を聴きながら走る。
個性が強すぎて昨日のアルバムとの違いがわからない。

今日は大人しくドラクエをプレイせずに二三時就寝。

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【夢】僕は修学旅行中、宿泊先に台風が直撃する。

宿舎は(僕が四月に訪れた会津さざえ堂と同じ)中央に螺旋状の階段がある構造で、僕の寝室は最上階の部屋。
夜、強風にあおられ宿舎が螺旋状に大きく回転する。
部屋で寝ていると大きく上下し、クラスメイトは悲鳴を上げている。
宿舎が中央からポッキリ折れしまうのではないか、そんな恐怖で眠れない。

目覚めると台風一過、周囲を見回すと空気が澄んだ山奥の村。
夕方から体験学習のため映画撮影に参加、僕のクラス全員でエキストラで学校の生徒役を演じることになる。
この映画は画期的な資金の節約法が導入されていて、セットも何もない空間で役者は演じ、編集段階で校舎や教室をCGで足していくという。
撮影が始まり、村外れのグラウンドで教室があるつもりで学校生活を演じ始める。
僕は離れたところから撮影風景を見ている。
同じように隣で見ている男子クラスメイトに話しかける。
「昨日、あまりに揺れたから螺旋状の階段が右回りから左回りにひっくり返るかと思った」
僕の行ったことが思いのほか受けてクラスメイトは大爆笑、
「声が入った!」
と撮影クルーに怒られる。

【日記】15年05月16日(土) 体重62.1kg

ドラクエがないと手持ち無沙汰だが、禁断症状にひたすら耐えている。

半袖で眠っていると肌寒さで何度も目覚め睡眠不足。
五時起床、外を見ると雨が降っている。
食事してから仕事部屋で一時間ほど仮眠。

一六時二二分より公園を二九分ジョギング。
汗と一緒に自分のネガティブな気持ちも流れていけばいいのに。
Magmaのアルバム『Kohntarkosz Anteria』を聴きながら走る。
印象として悪くないので、もっと何回も聴いて個々の曲の違いがわかってくるともっと好きになると思う。

鬱とドラクエを乗り越え、ようやく一日のリズムが元通りになった。
二三時就寝。

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【本】宮部みゆき『ソロモンの偽証 第I部 事件』

読み始めてエンジンがかかるまで二週間かかった。
この手の本はエンジンがかかると一時間で二〇〇ページ近く読み進められるのに。

ものすごくゆっくりと物語時間が進む。
このまま宮部みゆき氏が定向進化していったら『カラマーゾフの兄弟』なんか目じゃないボリュームなものを完成させそうな気がする。
(『カラマーゾフの兄弟』自体もよく考えるとこの小説と同じくらいドメスチックな事件を扱っているし)
七〇〇ページ以上かけて物語のさわりにしか到達していない、というあたりも似ている。

【日記】15年05月17日(日) 体重61.2kg

やらなければならないことが多過ぎて仕事に集中できないという矛盾。

断続的に眼を覚まし、なかなか熟睡できない。
明け方、右手にジンマシンの発疹が発生、疲れが取れていない段階で起きると全身に広がると判断し二度寝。
八時に目覚めもう一度右手を確認すると、発疹がおおかた消えていて安心する。

一六時一分より公園を三四分ジョギング。
なにかのお祭りらしく公園中央は人でごった返している。
公園の噴水で子どもたちが水浴びをしていてもうすっかり夏の様相。
Procol Harumのアルバム『A Whiter Shade Of Pale』を聴きながら走る。
表題曲「A Whiter Shade Of Pale」以外のパンチの弱さはご愛嬌、それでも繰り返し聴いていると愛着がわいてくる。
「A Whiter Shade Of Pale」が強いだけで全体的にはバランスのとれたいいアルバム。

二三時就寝。

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【日記】15年05月18日(月) 体重61.5kg

ジンマシンのかゆみで何度も目覚める。
起きると、全身にうっすらと発疹が広がっている。
八時前に家を出て新大塚の図書館に本の返却したあと、練馬の耳鼻科へ。
一一時に耳鼻科に診察が終わり練馬から江古田のギャラリーへ、先輩漫画家の榎本由美さんの個展を鑑賞。
記帳ノートがないので自分が訪れた痕跡を残すことが出来なかった。
帰宅して、個展に差し入れるつもりで買ったお菓子を食べる。

一六時一八分より公園を二九分ジョギング。
不穏な空、生暖かい風、落ち着かない。
走ってる途中で膝に違和感を感じ、ショートカットして早めに帰宅。
Procol Harumのアルバム『Grand Hotel』を聴きながら走る。
印象は悪くないが、普通。

意識レベルを下げるのがいやでアレルギー薬を飲まずにいると、間断なく身体のそこかしこに発疹が現れる。
午前〇時就寝。

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