こんな夢を見た!」カテゴリーアーカイブ

これは僕の見た夢の話で、実在する人物や団体に一切関係がありません。
 
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【夢】ひとつの教室の床につき巨大な紙を一枚ずつ敷いて色を塗っている。

焦げ茶に白を混ぜた色。
おそらく僕が芸術大学に在籍した頃の話。
刷毛で均一な色でみんな一斉に塗っているが、僕が塗った箇所だけ白が混じったり濃すぎたりムラになっている。
必死に他人に合わせた色を塗ろうとしてまだ乾いていない部分から絵の具を薄く伸ばしてくるがなかなか混じらない。
内心焦っている。

【夢】僕は修学旅行中、宿泊先に台風が直撃する。

宿舎は(僕が四月に訪れた会津さざえ堂と同じ)中央に螺旋状の階段がある構造で、僕の寝室は最上階の部屋。
夜、強風にあおられ宿舎が螺旋状に大きく回転する。
部屋で寝ていると大きく上下し、クラスメイトは悲鳴を上げている。
宿舎が中央からポッキリ折れしまうのではないか、そんな恐怖で眠れない。

目覚めると台風一過、周囲を見回すと空気が澄んだ山奥の村。
夕方から体験学習のため映画撮影に参加、僕のクラス全員でエキストラで学校の生徒役を演じることになる。
この映画は画期的な資金の節約法が導入されていて、セットも何もない空間で役者は演じ、編集段階で校舎や教室をCGで足していくという。
撮影が始まり、村外れのグラウンドで教室があるつもりで学校生活を演じ始める。
僕は離れたところから撮影風景を見ている。
同じように隣で見ている男子クラスメイトに話しかける。
「昨日、あまりに揺れたから螺旋状の階段が右回りから左回りにひっくり返るかと思った」
僕の行ったことが思いのほか受けてクラスメイトは大爆笑、
「声が入った!」
と撮影クルーに怒られる。

【夢】「私はどうせクリント・イーストウッドの操り人形なのよ!」

泣きじゃくる女性と僕は駆け落ちする。
そんな彼女はクリント・イーストウッドの娘。

彼女から聞いた話によると、映画監督クリント・イーストウッド氏は新しい子供ができるたび、肛門から手を入れて装着する(いっこく堂状態)らしい。
何人もの子供がそのために生まれさせられ彼の手のスペアになっているとのこと。

【夢】僕はチンチン電車に乗る。

電車は温泉街から出発しようとしている。
振り返ると、温泉街の周囲の山に巨大な竜巻が発生し、山腹から天に向かってドス黒い柱が伸びている。
電車が出発と同時に、竜巻が山腹と接している部分が明るくなる。
これは爆発するぞ……と身構えると案の定、凄まじい爆音とともにマグマを吹き出し爆発する。
チンチン電車はスピードを上げて走る。
周囲に火山煙が迫り、今にも電車は呑まれそうになる。
「火山弾がとんでくる!」
恐れおののいていると、後部ガラスに小石がカツンカツンと当たる程度で済む。
山を越え次の駅に到着する頃には火山煙はただの霧になり、僕も乗客も火山のことを忘れてしまう。
席の取り合いに興じている。

【夢】僕は南の島に漂着している。

沖には帆船が倒れている。
ひっくり返った状態で船腹が水面に浮かんでいる。
おそらくその船からこの島に来たのだろう。
不思議なことに自分がどうやってこの島に来たのか記憶が無い。

沖合には大小様々な島が周囲に連なっていて、比較的大きな島嶼を構成しているようだ。
自分のいる島と比較定期近い島のあいだを、自分が乗っていた船と似た別の船が通り抜けるのを見る。
ここは定期船のルートになっているらしい。
そのうち自分たちに気づいて乗せて行ってくれることもあるだろう。
と、通り過ぎる船を楽観的な気持ちで見ている。

高台になっている場所から島を見下ろそうと斜面を登っていると、メスライオンと出くわす。
追いかけられ坂を転がり降りる。
その場に落ちていたネットをかぶせ、ライオンを足止めする。
もがいているライオンから逃れるようにその場を去る。
そのライオンも自分たちと同じように船が難破し漂着したのだろう。
気をつけてみれば、島の至る所にさまざまな漂着物が落ちている。

いったん自分が最初にいた場所に戻り、今後どうするか家族会議。
父と母と姉と弟……さしあたって洞窟のような場所に定住することになる。
後日、ライオンと出会った場所へ行くと、ネットが破れライオンが逃げている。
僕は戦慄する。

【夢】僕はアフリカの原住民のようだ。

自分の住んでいる集落で僕は犯罪に巻き込まれる。
恐らく殺人事件で、自分は殺されてしまったようだ。
ようだ……と表現が微妙なのは、殺されたのは自分なのだが、いつの間にか殺したのが自分になって死体をどうすべきか迷っているからだ。
自分の集落から遠く離れたジャングルの上をヘリコプターで飛ぶ。
僕は犯罪を隠ぺいするため、自分そっくりな男の死体を上空から投棄して隠す。
しかし予期せぬ早さでその死体は発見される。
僕の死体が集落へ運ばれてくる。
部族の長老達が集会を開く。
自分そっくりの腐りかけちぎれた首が僕の前に差し出され、問い詰められる。
僕は激しく動揺している。

【夢】僕はとある外惑星を探査している。

僕にそれを命じたのは『2001年宇宙の旅』でモノリスを作った宇宙人のような存在。
宇宙人の超科学によって作られた宇宙服を僕は着用している。
一見すると宇宙服とわからないような、普段着とゴム手袋レベルの軽い装備だ。
槍のように隆起する山脈の岩壁を両手でしがみつきながら慎重に降りていく。
ゴム手袋が何かに引っかかって切ないか、僕はずっと気にしている。

惑星の軌道は恒星から遥か遠く、光がわずかにしか届かない。
真っ暗な星空、アンモニアとメタンの薄い大気はマイナス一〇〇度以下。
岩壁の降りた底は廃墟のようだ。
地面に何か落ちている。
下向きに被せられていている人工的な網のようなもの。
近づいて中を覗くと、コスモスに蝶々が凍りついたように静止している。
この惑星はもとは地球のような気候だったのだが、急激に冷えてこういう星になったということがわかる。
周囲を見渡すと、そこは田畑の跡のようで、前に道路があってマンションもそびえている。
自分が立っているその場所は、僕の実家の前にあった田んぼだったのだ。
(ちなみにその田んぼは潰されて今は駐車場になっている)
あぜ道を通り実家へ向かう。
実家に到着すると、建て直す前の古い家の形で残っている。
あまりの寒さで時間が凍り、過去と変わらない姿で保存されているのだ。
中に入ると、そのまま全てが昔のまま止まっている。
ある夜、寒さで凍りついてそれからそのままになっているのだろう……布団の中で眠ったままになっている家族がそこにいる。
泣きそうになりながら、家族の寝顔を見て歩く。

【夢】僕は一匹のゾンビに追いかけられている。

山沿いの道路、スピードを上げて逃げるため、僕は滑空するようにぴょ〜んと走りながら飛ぶ。
僕はすばらしい跳躍力を持っていて、ゾンビに掴まりそうになる直前に高く跳びあがる。

そこはゾンビと共生する社会。
ゾンビが人間に噛み付くことは禁じられているが、所詮ゾンビ、ちょっとしたことで本能を取り戻し人間をかじってしまう。
かじられるとするとウィルスが感染し、人間はゾンビ化してしまう。
ゾンビの増加が社会問題になっている。
ちなみにゾンビは人間の肉は消化できないとのこと。
ということは、ゾンビにとって人間の肉はチューインガムみたいな嗜好品なのだ……と僕は結論づけている。

僕はトンネルの中に逃げ込む。
ゾンビは山をすごいスピードで回りこみ、トンネルの向こう側の出口で僕を捕まえようとしている。
僕はそれを見越し、トンネル側面の避難通路を移動して何とか捕まらないようやり過ごす。
痺れを切らしたゾンビはトンネルの中へ入ってくる。
ゾンビは頭が悪いようで、通路の天井にぶら下がっている僕を見つけることができず、下をウロウロしている。

【夢】僕は大型客船に乗っている。

家族旅行、北海道近辺の離島から本州へ帰途の途中、甲板の上で家族団らん。

揺れの強さに何となく「津波が来るかも」という予感に僕は包まれる。
その不安に比例して、実際に波が大きくなる。
数十メートルもある波が押し寄せ、船は大きく傾く。
甲板の上の家族は波でさらわれそうになり、僕は仕事道具の入ったザックを握りしめている。

なんとか津波をやり過ごしあたりを見回すと、船室の大広間でSF大会が開催されていることに気づく。
過去のSFマガジンのバックナンバーや珍しい本が置かれている。
自分が小学生のころに読んだ珍しい本が置いてあり懐かしく思う。
泊まりのイベントで、船の個室では読書会が開かれていたりする。

次の日、港で降りるため甲板に出ようとすると、外にジェット機の模型がぶら下がっている、
じっと見ていると、自分の立っている場所が船の甲板でなく、まさに今見ていた模型と同じ型のジェット機の上だということに気づく。
羽田空港に到着寸前、知らずに外に出ている僕を含む四人の乗客が機体に死に物狂いでしがみついている。
せまいトンネルのようなところを飛ぶジェット機、僕らは管制塔に当たりそうになり身を縮める。
それでもジェット機は着陸に成功、ことなきを得る。

僕と一緒にしがみついている男が
「こんなことででポリス沙汰になるとは思わなかった」
とつぶやいている。
見ると、僕ら以外にしがみついていた乗客のうち二人の男女は警察だった。
僕と男を連行するため手錠を持って迫ってくる。
「せめて座席に置いてきたザックを取りに戻らせてください」
と僕は警官に頼む。
許可が出たので客室に戻り、座席の上の棚からザックを下ろす。
安心してザックを膝にのせ椅子に座っているうちに僕は眠ってしまう。
折り返し羽田から出発するために乗ってきた客が僕の周囲に座りはじめる。

【夢】僕は友達と大型文房具量販店(家電量販店の文房具版)に入る。

一人の女性中年店員のイライラしているような接客態度が気になる。
友達とどれを買うか選んでいると背後で尋常でない叫びごえが聞こえる。
「いい加減にしてよ!」
振り向くと、さっきの店員が一人の客に向かって手当たり次第に文房具を投げつけている。
客は驚いた顔で黙っている。
「ギリギリの時間じゃない! こんな時間に精算させられて……もう勤務時刻外なのよ!」
時計を見ると九時過ぎ、たしかに閉店時刻を過ぎている。
半狂乱になった店員は客の服を掴んで壁に押し当てる。
文房具が棚からバラバラと落ちる。
「もうイヤ〜!」
と店員は絶叫する。
周囲の客は驚いて店外へ出て行く。
僕は文房具を手に持ち、呆然と立ちつくしている。
「出ていこう」
と友達に促される。

【夢】僕は山中を友達と移動している。

友達は複数いて、それが誰だったかは思い出すことができない。
何処へ向かっているかもわからない。

知り合いが通りがかったので、手持ちのお金をドル札(あるいはどこか外国の貨幣)に両替してもらう。
偽札かどうかを見分けるため、ドル札に火をつけたり水に浸したりする。
案の定、札に変化が見えない。
耐水性、耐火性なら偽物だ……つまり偽札だったのだ。

「今度あいつらに会ったら、コラ!って言って偽札を突き返すよ」
僕が強がって言うと、
「うそつけ、お前怖くて何も言えないだろう!」
みんなに揶揄される。

森の近くの山道、池の横を通ると蓮の花が咲いている。
蓮の空気穴なのか、筒状のものが水面からたくさん突き出している。
たわむれにその筒の中に自分が履いているサンダルを入れると、下まで滑って落ちてしまう。
(あ!このまま片足裸足で歩かなければならないのか)
と思っているとサンダルは落ちきって、筒の向こう側の水面から浮かんでくる。
僕が焦っている様子が滑稽だったのか、みんなにはやし立てられる。
一人が物干し竿みたいに長い棒を使ってサンダルをたぐりよせようとしてくれている。
それを見ていると、二匹のイヌがこちらに寄ってくる。
一匹は不良みたいなルックスで、サングラスを掛けてストレートなロン毛、紫色。
僕は片足でピョンピョン跳ねて逃げまわる。

【夢】僕は教室の窓際に立っている。

僕は高校生のようだ。
女子クラスメイトが一人、僕の隣に立っていることに気づく。
ガランとした教室にあと一人、男子のクラスメイトが教室の中央に座っている。
僕は彼を指さし女子に囁く。
「あいつはゾンビだよ」
男子はまばたきもしないでこちらを向いている。
学校の人間が自分たちをのぞいて皆ゾンビ化しているのだ。

女子が疑心暗鬼なので、ライフル銃で頭を狙い男子を撃ってみせる。
「ヴァン!」とゾンビの頭に大きな穴が開くが、反応はない。
男子は相変わらずこちらを向いたまま。
「逆に何の反応もなく動かないことがゾンビの証拠」
説明しながら、僕は首を狙って二弾三弾と撃ち続ける。
頭部が首からちぎれ落ちそうな状態になって、前向きに男子は倒れる。

振り向くと教室は図書室になって、僕たちはゾンビのことを調べている。
書架から昆虫図鑑を取り出す。
昆虫の生態をパノラマで記したグラビアが巻頭に載っている。
川岸に住む昆虫を詳細に描いている。
カタツムリ、バッタ、キリギリス。

いつの間にか僕たちはそのパノラマの写真の中に入っている。
川の向こう岸の浅瀬にこぶし大のカニが歩いている。
「ほら、川の中を大きなカニが歩いているよ」
と女子に指し示す。
意識を手前にうつすと、誰かが川岸のこちらがわに、足首まで川の流れに足を浸しながら立っている。
高校時代の友達、好夫と松尾が立ち話をしているようだ。
二人のほうに向かってカニが川底を移動するので、
「あいつらの足を挟んだら面白いのに」
僕は女子にささやいている。
二人の足元の近くまで来たのに、カニは何処かへ隠れてしまう。
がっかりしていると、川の中流にある五〇センチほど大きさの岩が起き上がる。
よく見るとこちらに腹を見せて立っている巨大なカエルだった。
僕と女子生徒は叫び声を上げる。

【夢】僕は戦争映画を観ているようだ。

夢の中に自分が一切登場しない。

深夜、町医者宅へゲリラ小隊の生き残り四人が訪れる。
怪我をしている老指揮官を治療してくれ、と少年兵が懇願する。
善意の医者は老指揮官の手術を開始する。
手術中、指揮官は持病の心臓発作で痙攣を始める。
医者は心臓マッサージを施すが、健闘むなしくあっけなく死ぬ。
外で見回りをしていた少年兵が様子をみるため手術室に入る。
医者が指揮官の死を告げると、少年兵は医者に殺されたと思い激昂、発砲する。
医者の胸ポケットに入っていた携帯電話に弾があたって暴発、医者は死ぬ。
しかし爆発音で指揮官は蘇生する。

少年兵のしでかしたことを見て、
「この人は私を助けようとしたのだ」
と指揮官は言う。
医者の胸ポケットから粉々になった携帯電話の破片、折れ曲がった充電池を取り出し、少年兵に渡す。
充電池を手にした少年兵はショックを受けるかとおもいきや、
「これが俺の初めて人を殺した記念品だ……」
とヘラヘラ笑い、後ろにいるさらに幼い二人の少年兵に見せる。
二人はうらやましがる。

物音を聞いて、離れに住んでいた医者の息子が診察室に入ってくる。
父親が殺されているのを見て激怒、戸棚から隠していた機関銃を出しゲリラ指揮官と少年兵に向かって乱射する。
老指揮官と下っぱゲリラ兵は死ぬ。
最後、息子は医者を殺した少年兵と撃ち合いになり、
「Bastard!」
と叫びながら相撃ち。
その場にいる全員が倒れ息絶える。

【夢】僕はとある民家を訪れる。

長年誰も使わなかったせいか中は廃屋のようになっている。
家の中を歩きながら、自分が惑星探査のために派遣された隊員の一人で、この家が地球人の惑星基地だということを思い出す。
空気が薄く地球と大気の組成が異なる火星のような惑星。

ベランダのカーテンを開けると、外はゴミが堆積している荒野。
ゴミの上を這っている小さなヤモリのような生物を発見する。
生物がいないとされている惑星だったので、これは大発見でないかと他の隊員たちと話している。
いつのまにか時間経過、外は暗闇。
空気が薄い惑星なので、気温がどんどん下がっていく。
窓の外のゴミの山の上を、ティラノサウルスのような体型でニワトリぐらいの大きさの恐竜が走っている。
僕らは警戒して家の全ての窓を、光が漏れないようにカーテンで覆う。
時間経過して、ベランダのカーテンを少しあけて外を見ると、外は無数の恐竜の群れが蠢いている。
カーテンから少し漏れた光に集まってきたみたいだ。
隊員たち全員、恐怖に震えている。

朝になると恐竜は何処かに消えている。
何も食べるものがないので、鮭や鯵の頭を釘で板に打ちつけ外に干している。
保存食になるし、立てかけておくと家の目印にもなるのだ。

【夢】僕は仮想空間でゲームを体験している。

ワープするゲートをくぐり抜け、その世界で一番大きな街に移動する。
俯瞰で見るといかにもゲームの街っぽい雰囲気なのだが、近づいてよく見ると、日本のさびれた田舎町っぽく仕上げられていることがわかる。
現実とほぼ変わらない精度の街並み、興味深く道を移動しながら建物を見ている。
ためしにビル一階のテナントの扉を開けて中をのぞくと、扉に垂直にぎっしりと雑貨が天井まで積まれていて入ることができない。
これはこれでボロが出ないよううまく処理されている、と僕は感心する。
さらに通りを移動すると、コンピュータで処理された群衆で埋めつくされている。
白黒映像で戦前風の格好した人々は写真なので動きはない。

いつのまにか、僕は建物の上からその光景を俯瞰で見ている。