投稿者「松田望」のアーカイブ

【映画】『300』

やっぱりアメリカって
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
と本気で思っているのかもしれない。
この映画で正しい決断、行動をしているとされるスパルタ王は見事なまでの筋肉で鎧もつけず裸で戦い、正義=健全なる精神=健全な肉体を体現している。
生まれたときにスパルタの選別から落とされた醜いせむし男(健全でない身体)は祖国を裏切り(健全でない精神)、ペルシア王のもとへ。
西洋を侵略しようとする(健全でない精神)ペルシアは、オカマ風のペルシア王(健全でない身体)が身障者(健全でない身体)を周囲に侍らせてハーレムを作っている。
王妃を裏切ろうとしたスパルタ評議会のメンバーはスパルタ王のようにマッチョでない(健全でない身体)から、健全なる精神を持っていないということだろうか。

この世界観なら僕は一番に殺されるだろうな。

【日記】14年07月04日 体重を測定できず

五時半起床。
疲れきって定刻に起きることができず。
連日、寝室にエアコンというのも体調を崩す原因だ。
どうして宮古諸島の宿にはdocomo網戸がついていないのか。
右手に蕁麻疹のようなかぶれができている。
体調が悪い。
スケジュールを詰め込み過ぎ。
たまの旅行、もっとゆっくりするべきだった。

朝食、玉子焼き等いろいろ。

車で送迎してほしいと宿の女将に頼むと、午前中なら送ることができるとの返事。
午前って……僕は昨日の夕方五時半に着いたばかりでまだ島の観光もしていないよ!
港へは正午過ぎに出るバスに乗って向かうので、それまでの時間は宿の自転車を貸してくれるよう頼む。2014-07-04-08.37.28

2014-07-04-08.46.15

2014-07-04-09.06.42

2014-07-04-09.08.25

2014-07-04-10.36.26

2014-07-04-09.38.20

2014-07-04-09.29.58

2014-07-04-10.57.42

2014-07-04-11.08.50

2014-07-04-11.19.52

2014-07-04-11.20.18

2014-07-04-11.20.35

2014-07-04-11.29.53

慌てて三時間で島を一周……二二キロもあるので本当にただ単に島を一周しただけでひと休みも出来ない。
暑さとすさまじい日光で体力を消耗。
一二時過ぎに宿に戻ると誰もいないので自転車を庭に置き、放心状態でバス停前の石段に座って待っている。2014-07-04-12.18.39

2014-07-04-12.18.30

バスそして高速艇に乗り継ぎ、一三時前に宮古島の平良港に到着。
宮古島西里通り近くの飲食店「あぱら樹」にて昼食、あぱら樹定食。

土産を買い、郵便局で自宅宛へ送る。
「西里通り入口」バス停に向かう。しかし空港へ向かう道の反対車線側のバス停が見つからない。2014-07-04-13.24.13

焦ってバス会社に電話をかけてやり合い、電話で誘導してもらいバス停をようやく発見するとほぼ同時にバスが姿をあらわす。
数十メートル離れている上に車の行き交いが多く、対岸のバス停を見つけることが困難。
だったら逆方面のバス停にも明記すればいいのに……外から来た人に不親切だ。

一六時半、宮古空港に到着。
宮古空港にてドリンク、宮古島まもる君アロエサプライ。

一七時半の便で四〇分ほどで那覇空港。
那覇空港にて立ち食いで夕食、沖縄そば。

二〇時発の便で二二時過ぎに東京の羽田空港に到着。

地下鉄から出て初めて東京の外気に触れると、あまりの寒さにテンションが下がる。
陰気な小雨が降り続いている。宮古諸島から帰りたての浮かれた半ズボンで震えながら傘をさして帰宅。午前〇時半帰宅。
細々とした雑事で時間が潰れ、気が付くと二時で就寝。

【食】14年07月04日

宿にて朝食、玉子焼き等いろいろ。
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宮古島西里通り近くの飲食店「あぱら樹」にて昼食、あぱら樹定食。
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宮古空港にてドリンク、宮古島まもる君アロエサプライ。
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那覇空港にて立ち食いで夕食、沖縄そば。
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【日記】14年07月03日 体重を測定できず

五時起床。
エアコンをつけていると寒さで目覚めエアコンを消す、しばらくうとうとしていると今度は暑さで目覚めエアコンをつけ……の繰り返し。何で窓に網戸がなくて鉄格子なんだ?

食事までの間、近所を散歩。
放し飼いのヤギ、あるいは野生のヤギが人気のない集落の道を闊歩している。

2014-07-03-06.28.52

2014-07-03-06.38.40

2014-07-03-06.38.49

2014-07-03-06.38.26

宿にて朝食、いろいろ。
……食事の内容にもう何も言わない。

シュノーケルとメガネを借りて浜辺を泳ぐ。
透明度があまり高くなく魚が少ないので、飽きてすぐに陸に上がる。2014-07-03-08.21.02

2014-07-03-08.21.08

浜辺の前の公園の日陰でうとうとしている。
浜辺から流れてくる風が火照った肌を撫でて心地よい。2014-07-03-09.24.23

2014-07-03-09.26.11

2014-07-03-13.09.00

この島には食事処があまりないみたいで、今日の昼食も昨日と同じ店で同じメニューを頼む。
「みどりや旅館」にて昼食、そば。
一三時半まで公園で昼寝している。
宿の女将に港まで送ってもらい、フェリーで宮古島へ移動。
宮古島の平良港、伊良部島行きの船着場へ歩いて向かう。

明日のスケジュール確認のため、掃除のおばちゃんに平良港から宮古空港までのバスは出ていないのかと聞くと「無い」とのこと。念の為にバス会社にも電話するが、同じ答え。
いろんな離島をまわって来たが、ここまでバスの便が悪い場所は初めてだ。

高速フェリーに乗り換え、伊良部島へ。
宿の人に港まで迎えに来てもらう。
一〇分ほどで民宿に到着。
食事までの間、近所を散歩。2014-07-03-18.02.34

2014-07-03-18.15.22

2014-07-03-18.02.03

2014-07-03-17.44.03

宿にて夕食、トンカツなどいろいろ。
夕食後、やっぱり疲れで何もする気が起こらずゴロゴロするだけ。

2014-07-03-17.40.16

2014-07-03-17.39.42

部屋の本棚にあった本を手に取る。

こんな本を読んだ!
『誇りある沖縄へ』小林よしのり 企画・編著

二二時就寝。

【本】『誇りある沖縄へ』小林よしのり 企画・編著

沖縄の平和運動のその偽善について。
小林よしのり氏の思想の是非はともかく、自分の頭で考えて行動するところは尊敬できる。
宮古島の旅館の本棚にあったということは、宿の人が読んでいたということなのか。この本を読んでどう思ったのか聞きたいところ。

沖縄とひとくくりに言っても、沖縄本島、宮古諸島、八重山諸島ではアイデンティティが異なり、たとえば八重山諸島のなかでも石垣島と与那国島、波照間島など島ごとに豪族が覇権を争っていた……ってフラクタル理論
http://ja.wikipedia.org/wiki/フラクタル
みたいな話だなあ。

【日記】14年07月02日 体重を測定できず

五時起床。
二八度にセットして寝たのだが、エアコン慣れしていない自分からすれば寒くて仕方なく今日も熟睡できず。
昨日の出来事を記録してから、早朝の繁華街を散歩。
おやつ、コンビニで買った紫イモタルト。
朝が静かなのは、宮古島が東京に比べ一時間ぐらい日の出入りが遅れるせい?
宿に戻って出発の用意。

宿にて朝食、いろいろ。
八時過ぎに宿を出て船着場へ。
今日は離島の多良間島へ向かう。
途中で宿の主人が車で追いかけてきて船着場まで送ってくれる。感謝。
多良間行きフェリーに乗船、片道二時間、往復四六九〇円。2014-07-02-08.28.15
大きなフェリーに客はまばら。全部で一〇人ぐらい、ほとんどが作業着の労働者。
波に揺られていると眠くなってくる。
まどろみながら本を読んでいる。

こんな本を読んだ!
『黄色い鼠』井上ひさし

港で送迎で待ってくれていた宿の人に名前を失念、迷惑をかける。2014-07-02-11.11.37
港から民宿まで車で五分。
宿を見てびっくり、窓に鉄格子のはまったプレハブ。
おでは強制労働させられる捕虜か!
部屋に入ると外の扉の開閉音、階段を登る音廊下を歩く音が反響している。
もう少し何とかならなかったのかなあ。2014-07-02-11.46.59

2014-07-03-06.53.24

宿の近くに食事処を見つけたので入る。
「みどりや旅館」にて昼食、そば。
(そばしかやっていないと言われた)
多良間島は夏休みに訪れた田舎みたいな印象。
懐かしい。
直径五キロぐらいの扁平な楕円で、ゆっくり自転車を漕ぎ続け、二時間強で一周。2014-07-02-12.37.23

2014-07-02-12.40.55

2014-07-02-12.56.55

2014-07-02-13.04.46

2014-07-02-14.01.31

2014-07-02-15.23.51

2014-07-02-15.22.53

ビーチを見つけたので、シュノーケルと水中眼鏡を借りて泳ごうとしたら干潮。
膝よりも水位が低い。2014-07-02-15.39.34
ビーチの前にある公園の東屋でふて寝している。
インターネットで情報収集できないからこういうことになるんや!
ということで、宿の看板にも書いてあるWi-Fiサービスの恩恵を受けたいと宿の女将に訴えると、画鋲で留めたメモ用紙に六二文字の手書き英数字を渡される。
今どき復活の呪文かよ!
くっそ長いWi-Fiのパスワードを部屋に戻り打ち込むが接続できない。
「0(ゼロ)とO(オー)あたりが怪しいと思う」
と女将に言うと
「あなたのパソコンがウィンドウズじゃないからでしょ」
と言下に否定される。

そんなことをしている間に食事の時間。
宿にて夕食、中華春雨の定食。
このメニューは……美味しいかどうかはともかくとして、僕の自宅の料理のほうがまだ一生懸命作っていると思う。
一九時頃宿を出て、島の高台、遠見の塔に登り水平線に沈む夕日を眺める。
外人と日本人女性のカップルが三脚で夕日を撮影しながらイチャイチャしているので、太陽が雲に隠れたタイミングで一人降りてくる。さみしい。2014-07-02-19.16.48

自室で何もする気が起こらずゴロゴロ。
疲れで気力が減退している。
二二時就寝。

【本】『黄色い鼠』井上ひさし

オーストラリアに住む邦人が、戦中の日本人収容所虜囚の手記をもとに小説に再構成した……という体の物語。
この小説を書いた当時、作者の井上ひさし氏がオーストラリアに移住していたことをあとがきで知る。それを踏まえると井上氏が実在した手帖をもとに再構成したノンフィクションという設定のメタフィクションなわけで、あとがきから読んでいたらより楽しめたのに、と残念に思う。

異郷の地で日本人とは何かを考える主人公。
フランス人ならフランス語、ユダヤ人なら宗教……日本人は?「答えはたぶん〈同じ血〉だ」
井上氏もオーストラリアで日本人とは何か考えたのだろう。僕も宮古島からさらに離島へ向かうフェリーの中で、日本人とは何かと考えながら読み続ける。

アボリジニの死生観が興味深い。双子はカンガルーなど他の動物の魂が間違って入ったもの。間違えて入った赤ん坊を間引きする。
捕食したもの、殺したものに生まれ変わる。
蛇に噛まれて死んだら蛇に、太陽に灼かれて死んだら太陽に、自殺して死んだら本人(人間)に生まれ変わる。

そして僕にとって日本人とは何か、自分にはまだ現実感がなく、わからない……

【日記】14年07月01日 体重を測定できず

五時起床。
暑さで眠れず、夜通し寝返りを打ち続け汗びっしょり。

まだ暗いが涼しいうちに自転車で周囲を走ろうと身支度をしていると、激しい雨音。
窓の外を見ると、夜明け前のかすかな光を放つ空の中央に、巨大な黒い雲が視界いっぱい覆い、天蓋にたまった水をひっくり返したような雨が降りそそいでいる。
外出を断念して部屋をゴロゴロしていると一転、雨が止む。
黒い雲が見る見る消え、地平線の雲の切れ間からが朝日が周囲を照らし始める。2014-07-01-06.13.09
雨でリフレッシュした集落を散歩。
人気を感じない静かな住まい。雨露で艶を増した植物。本土と違う形のカタツムリ。声をあげ始める蝉。
宿に戻り、身支度を整える。2014-07-01-06.14.51

2014-07-01-06.19.58

宿にて朝食、いろいろ。
僕と同じ食卓に若い女性、僕が挨拶しても微妙な顔で頷くだけで会話がない。
僕がいなくなった後、他の客と笑い声をあげて談笑していて、ああそういうことかと思う。
八時に宿を出て、自転車でひたすら北進。
この時間すでに暑く、日差しが刺すように痛い。
宮古島の繁華街にある今晩一泊する予定の宿にに立ち寄り、ザックだけ預かってもらう。
宿の老夫婦は僕を気遣ってくれて、ペットボトルのお茶を渡してくれる。感謝。
スピードをあげて自転車で北へ向かう。
今日は、宮古島を自転車で時計回りに一周するつもりなのだ。
出だしは快調、一一時に宮古諸島の北限、池間島へ到着。
離島架橋、海から吹く風が灼けた肌に心地よい。2014-07-01-10.41.05
三〇分ほどで島を一周、また橋をわたって宮古島本島に戻る。
一二時ちょうど、宮古島の北端にある定食屋に入る。
お食事何処「すむばり」にて昼食、すむばり定食。
店内で水を飲み過ぎ腹を下して悶絶した上、トイレに自転車の鍵を忘れて一騒動。
気を取り直し単調な道をひたすら南進、一六時に南端の岬に到着。2014-07-01-13.39.25

2014-07-01-15.50.56

2014-07-01-15.53.04
すでに時間はギリギリ、ゆっくり周囲を見回している余裕がない。
アリバイ作りのように岬の先端の灯台の下で撮影し、すぐにトンボ返りで市街地を目指す。
これから二時間後の一八時までに二六キロ離れたレンタサイクルショップに自転車を返さなければならないのだ。
宮古島は凹凸が少ないというが、地面を這うようにママチャリを漕いでいると、この少ない高低差でさえ結構なダメージになる。
下り坂は楽だが、その後に必ず上り坂があるので油断できない。
暑さと疲れで意識朦朧になりながらひたすら自転車を漕ぐ。
夕日に向かって走る。2014-07-01-16.23.29
一七時五〇分の閉店間際にレンタサイクルショップ到着、自転車を返却。

ひと仕事成し遂げた安堵感でフラフラになって宿に向かうと、宿の老夫婦は僕を気遣ってくれてお茶を出してくれたり砂糖菓子をだしてくれたり。感謝。
部屋に荷物を置いて繁華街を散歩、日焼けで顔が痛いので帽子を買う。
地元の人が行くような定食屋を……と宿の主人に伺い、教えてもらった店へ。
「アパラ樹」にて夕食、海ぶどう丼セット、島らっきょうの浅漬。

宿に戻ってあまりの暑さに茫然としている。
今日はさすがにエアコンをつけて寝よう……
二二時就寝。2014-07-02-07.32.35

【日記】14年06月30日 体重を測定できず

四時起床。
漫画喫茶全体にたちこめる汗の匂い(負け犬のフェロモン)で目覚める。
自分の体も汗臭くて不快。
始発に乗るため新橋駅へ向かう。
風俗街を歩きながら見上げると、ビルの谷間の曇天から時折青空が見え隠れしている。
途中で野菜ジュースを購入、昨夜食べ過ぎたので僕の今日の朝食はこれだけ。
カロリーを抑えるためというのもあるがそれ以前に胃がムカムカして何も入らない。
浜松町でモノレールに乗り換え、人生初の空港行きのモノレール。
曇天の下を颯爽と進む。
早めにロビーに到着したので少し仮眠してから、とりあえず六時二五分発の沖縄行きの乗継便に乗る。
飛行機から見下ろすと日本全体が雲に覆われ、富士山だけ顔をのぞかせている。2014-06-30-06.57.43
沖縄付近は雲に覆われ眼下の雲が稲光で点滅しており、那覇空港に着陸すると豪雨。
不安な気持ちになりながら、宮古島行き乗継便に乗る。
一〇時に出て五〇分に到着、宮古島は沖縄と一転、ところどころ積乱雲のアクセントが効いた気持ちのいい青空。
空港のレストランに入る。
にて昼食、もずくそば。

公営バスに乗り市街地へ向かう。
観光客はレンタカーに乗るかリゾート地へ直行するシャトルバスに乗るからなのか、空港のバス停から市街地行きのバスに乗ったのは僕とあと一人のおっさんだけ。しかもバスは一〜二時間に一本しか走ってない。観光客も地元民も圧倒的にバスを使ってないようだ。
市街地のレンタサイクルショップで自転車を借りる。
渡された貸し出しカードのようなものに僕が自分の住所を書き込むと、自転車のおじさんの動きが止まる、
「東京の練馬はもうビルが建ち並んですっかり変わっているんだろうか。俺の知っている練馬は五〇年前だから……」
「めちゃくちゃ建っているよ!」
とは言えずに
「いまだに東京二三区で一番田畑が多い区みたいですよ」
と言っておいた。ウソではない。

自転車で宿泊地へ向かう。市街地から一〇キロほどの距離。
普段なら四〇分ぐらいで移動するのだが、重いザックを背負っているのと宮古島の激しい日光と写真を撮りながらゆっくり移動するのとで二時間半ほどかかってしまう。
宿の場所の地図と連絡先は、昨夜、居酒屋で紛失してしまったが、だいたいの場所を覚えていたのでそのあたりを走っていると、ズバリ宿の看板があった。
「農家民宿●●→」
矢印の方向へ行くとまた矢印があって、それを追って進むと延々続くサトウキビ畑の中に誘導される。不安になってくるがさらに矢印を追って進むと、サトウキビ畑の中にある集落の農家に辿り着き……そこが宿だった。
「農家の宿」って謙遜でなく本当に農家だった。2014-06-30-18.48.22
RPGでありそうな迷いの森の奥にある隠れ村を想像してしまう。
そしてせっかく宿に着いたのに、誰もいない。声を何度もかけチャイムを鳴らしても出てこないので、念のため電話をかけたら中でむなしく鳴り響くだけだった。
諦めて重いザックを背負ったまま、サイクリングを続ける。
サトウキビ畑を回り、激しい高低差の大橋を越え、来間島に到着。
暑さと登り坂とザックの重さで、近年稀に見る苦しさで死を予感する。
島一面を見ることのできる展望台から見下ろすとその苦しさは吹き飛ぶ……かと思うとそうでもなく、やっぱり少し苦しい。風は心地よかったが。
展望台はあまり誰も掃除しないで放ったらかされているせいか、何匹か大きな蜘蛛が巣を作っていた。
後から登ってきた関西から来たとおぼしき女子二人組が
「うわ〜蜘蛛の屋敷みたいや〜」
と大騒ぎしていて、RPGありそうな蜘蛛屋敷ふう塔のイベントを想像してしまう。2014-06-30-15.37.28

2014-06-30-15.34.30

2014-06-30-15.31.44
引き続き来間島を一周するが、とりたてて個性があるわけでなく素朴な集落の印象。
庭先のハンモックで揺られて眠る女性を見て、
(でもこういうところで日がな一日過ごすのもいいかもしれない)
と思う。
よろよろと自転車を走らせる。
鳴き声はほとんど聞こえないのに、街路樹とすれ違うと「ブビビビッ!」と叫び声を上げて数匹のセミが四方に飛んで行く。
あまりの暑さにセミがマナーモードになっている。

疲れきってまた宿に向かうと、今度は、ちゃんとが人いた。
宿の女将に宿代を前払いして部屋に案内される。
僕の部屋の名前は「サウナの間」。2014-06-30-16.31.49

なるほど全ての窓を開け放していても部屋に座っているだけで汗がとまらない。
2014-07-01-08.06.29
ちなみにトイレは昔ながらの離れ。

一八時に食堂へ。
宿にて夕食、いろいろ。
離島の民宿の食事で、こんな豪華な料理は初めてかもしれない。
給仕を手伝っている中学生ぐらいの宿の娘が、その合間、台所で女性誌を見ながらずっとダンスの練習をしている。
他の客の方がマンゴー狩りで収穫したマンゴーを差し入れてくれる。
もぎたてのマンゴーってこんなにおいしいのか!
満足して部屋に戻り、明日以降の計画を立てている。
夜、真っ暗になり離れのトイレに行くと少しお化けが怖い。
そのまま宿の外へ、明かりのない農道の暗闇の深層の中を沈むように歩いていく。
目が慣れてきて月のない夜空の明るさだけでぼんやりと周囲の農道が見えてきて、ゆっくり見上げると、星がやかましいぐらい瞬いている。
圧倒的な存在感の灰色の天の川が星の彼方に横たわっている。
流れ星が白い線を描いて消える。流れ星が白い線を描いて消える。流れ星が白い線を描いて消える……
僕も頑張らなきゃな、と少し涙を流しながら思う。

そしていつものことだが、フラッシュバックで最近のいやなことが流れ星のように一瞬思い出し瞬いて消える。瞬いて消える。瞬いて消える。
………………消えない。

二二時就寝。
「サウナの間」は伊達じゃなかった。
僕は普段クーラーをつけずに窓を網戸にして眠るのだが、今日は断続的に暑さで目覚めうなされ、眠りに集中できない。まさにサウナのような暑さ。
でもあえてクーラーはつけない。

【本】『レ・ミゼラブル』ヴィクトル・ユゴー

この本には思い入れがある。小学四年のクリスマスにサンタクロースが枕元に置いてくれた本、そして僕が文章で書かれたもので初めて泣いた小説だ。
去年、ミュージカル映画化されたものを観て恥ずかしいぐらい映画館で号泣してしまったが、どうして自分がここまで感動したのか考えたところ、映画の短い尺で感動したとは思えず原作を読んだ記憶を呼び起こさせられて泣いたのではないかと疑い、実家から持ってきた。
改めて読みかえすと忘れていた記憶がよみがえる。ジャン・バルジャンが幼いコゼットの服を抱きむせび泣くシーン、小学生の僕はここを読むたび泣いたのだが、今回も鼻の奥が刺激されて涙腺が緩む。
このぐらい思い入れが強いと、映画どころか、いま感動して泣いているのか、泣いていた自分を思い出して泣いているのか、もはや客観的に判断できない。
芳醇な物語世界に酔う体験なんて人生でそう何回もあるわけでない。こういう思い出は大切にしたい。

【日記】14年06月29日 体重62.3kg

五時起床。
陰鬱な雨が降り続いている。

朝食、豆乳にフルーツグラノーラ、新ジャガとベーコンのニンニク炒めとアボカドと鶏モモの塩レモン炒め、トマトとレタスのサラダ。
ジョギングに出られなくてできた空き時間に昨日中途で観るのをやめた映画の続き。

DVDでこんな映画を観た!
『三人のゴースト』

朝八時半に外出、大塚の図書館へ、その後新宿で買い物をして帰宅。
昼食、エビとアボカドとトマトとレタスのサラダ、チキンナゲット、肉団子の卵とじ、納豆、羊肉とタマネギとコンニャクの甘辛炒め。
昼過ぎから凄まじい雷雨。
何度か雷が建物を直撃、停電、部屋の電気が点滅する。
夕方、雨がやんだ頃、外出。
移動車中でずっと本を読んでいる。

こんな本を読んだ!
『レ・ミゼラブル』ヴィクトル・ユゴー

元編集のKさんと浜松町で待ち合わせ。
浜松町駅近く居酒屋「天狗」にて夕食、いろいろ。
明日から宮古島へ旅行するので、沖縄旅行の経験豊富なKさんにいろいろ伺う。
チューハイ一杯半で泥酔、電車で移動して初めて、持っていくつもりだった地図や宿泊施設の地図、舟便の時間を店に忘れてしまったことに気づく。
こういうことがないよう普段から注意してきたのに……
Kさんと別れ、新橋の漫画喫茶の個室で眠る。
六時間で一五五〇円……格安だが枕が他人の汗臭く、眠りに集中できない。
午前〇時頃就寝。